北溟寮

2001年12月13日 青森県弘前市

浪岡の歩道脇に山と積まれた雪の上に乗り「弘前」のボードを出した。

雪山の上に乗っている注目率100%のはずのなのになかなか止まってもらえない。

脇道から出てきた車の方をふと見ると、助手席の人が手招きをしている。

もしかして!

と思い道路を渡りその車に駆け寄ると「いいですよ~」と言われる「やった!」。

カトウ&イガラシさん、弘前の街を案内、観光名所をガイドしながらわざわざ通ってくれ、しかも!「北溟寮」を知っていて直接寮までのせてくれる。

いかにも寮という飾り気のない灰色の建物の前「ぜんぜん知っている人がいない寮に来てどうなるもんだか・・・」と思うが、「川田さんの紹介でここを目指して来たのだから」とゆっくり玄関の扉を押し中に入る。

右に小窓があり中に管理者らしき人の姿が見える。

その小窓に近づき

こんにちは~、あの~、川田さんに紹介されて来たんですが~?

誰を訪ねると言うわけでなく寮に来るってかなり「怪しすぎる」ちなみに川田さんはもう5年くらい前に寮を出ている。

あぁ~川田君

と受付のお姉さん・・・(会話終了)私も「どうしたいって」いうのがないからとりあえず川田さんに書いてもらった推薦状(と言ってもここの住所と「敏敏の弐階、川田伸一郎推薦」とだけ書いてあり誰を紹介するとか全く書いてないです)を見せてみる。

そうね確かに川田君ね~

・・・(会話終了)と・・・

とりあえず二階の人を呼んでみるわ・・・

ってそこに現れた一人の学生に「川田君の知り合いの方だってとりあえず2階に連れて行ってみて・・・」とその学生さんに二階に連れていってもらうが・・・その連れていってもらった学生さんは中井さんと言い、さらに2人の学生さんに紹介される・・・学生さんもとりあえずどうしたらいいのか分からない・・・もう間が持たない。

とっとりあえず川田さんに連絡してみますか~?

と耐えかねた私が声を出す、下の公衆電話のところに行き、愛知の川田さんに電話をしてみることにした。

運良く川田さんにつながる、電話の向こうから川田さんが「誰でもいいから二階にいる奴をつれてこい」と強い口調で言うので「うわっ」と受話器から耳を離し、先ほどの学生を電話の受話器を渡す

受話器を受取った学生さんは「はい、はい」と頷きながら返事をし「ガチャリ」と電話を切った。

川田さんはなんて??

私は会話の内容が気になったので訊ねる。

『いつも通り』にとのことです

いつも通り??

何がいつも通りなのだろうか、ここにはこういった人がよく来るのだろうか、全く想像がつかない。

とりあえずこちらに来てもらえますか?

私は寮の奥に通された。

北溟寮の奥に案内される
【写真】北溟寮の奥に案内される

「いつも通り??」とのこと。

そして一日お世話になることに、学生のくろさんが部屋が開いてる部屋に案内いしてくれ、更に寮内を案内してくれる。

ここ「北溟寮」は大学の寮で男子専用、学生達が自分たちで寮を管理している。

室内もいかにも男っぽい?という感じで、そして若干?ちらかり気味。

低学年生は二人で一部屋を使い、高学年になると一人の部屋となるらしい。

また、それぞれの各階ごとに一つのグループとなっている。(それで川田さんが『弐階』といっていたのに納得)

夜は弐階の方々が寮近くの「はっぱち」という行き慣れた飲み屋に誘ってくれる。

飲み会に参加させてもらった
【写真】飲み会に参加させてもらった

全部で20人近くの学生が集まる(っていつものことらしい)宴会が始まる。

この寮独特のルールみたいなのがある、たとえば、豆腐の食べ方とか、豆腐にしょうゆ一びん入れるとか・・・、お酒のつぎかたなどなど、どれも新鮮ですっごい面白い。

強烈なお酒の飲み方をする寮生
【写真】強烈なお酒の飲み方をする寮生

そして面白いように日本酒がお銚子から消えていく、すっげー早い!。

わいわいがやがやと閉店までおり、更に寮にかえってつづく飲み会。

「すごすぎ~」と思いつつも朝の4時頃までつづくのであった。

そして今日は起きれば夕方の4時、ありゃりゃ。

そしてたった今、階長がきて「今日も10時から飲み会がります。」と・・・

飲み会に参加させてもらった
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