近江さん日本へ

今日は近江さんが出発する日。

10時半近江さんを見送りに、タメル地区へ。近江さんの部屋に行くと既に掃除のおばさんが部屋の中を掃除していた

あれ、この部屋の人は?

と尋ねると

もうチェックアウトしたよ

との返事・・・「げげっ、近江さんもう行ってしまったのだろうか?」。チェックアウトしたというので今度は受付に行き、聞いてみる。近江さんは受付の人に覚えてられたらしく

おー、ミスターオウミね、今どこかに行ったよ

と教えてくれた、荷物はそこにあるから間違いなく戻ってくるという。

確かに見慣れた近江さんのカバンがロビーに置かれていた。ラサから来る時に私の自転車の後ろに積んであったあのカバンだ。

近江さんとマロさんと3人でチベットを走った
【写真】近江さんとマロさんと3人でチベットを走った

ラサから一緒に来た3人が今日完全にバラバラにそれぞれの道に向かう、マロさんは既にインドへ、そして近江さんは日本へ。

近江さんとも初めて出会ってから2ヶ月以上が経過していることになる。

ヒマラヤを一緒に越えたというのは私達にとって大きな共通体験になることは間違いない。

チベットの走行は思い出深い
【写真】チベットの走行は思い出深い

そんなことを考えロビーのイスに座っていると、近江さんが外から戻ってきた。

魚住さんも近江さんを見送りに現れる、最期に紅茶を飲みつつ、近江さんの日本に帰る心境などを聞いた。

近江さんはまた10月にネパールに戻ってきて再びヨーロッパを目指すと言う。

マロさんと一緒だ、それぞれが同じ道をそれぞれの時間で進んで行く、そしてまた時間が合えばどこかで会うことになるのだろう。11時になった、近江さんは飛行機の時間が迫ってきたのでロビーを出てタクシーを捕まえる。

いよいよ出発近江さん
【写真】いよいよ出発近江さん

止めたタクシーは少し高めのタクシーだったが「探す手間を考えれば安いもんだ」と近江さんは言う。

タクシーに荷物を積み込む、そして近江さんが乗り込む直前、握手をしながら

いろいろお世話になりました

と頭を下げながら言う。それから「また!どこかで!」と続けた。

近江さんを乗せたタクシーがホテルの敷地から出ていく。

旅を続ける人と別れるより、日本に帰る人を見送る方が辛い、なぜなら旅先で再会することがないからだ。

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