05インド・ネパール編

ガートで寝る

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ヒンドゥー教の聖地ベナレスの町は「安全でない」と言われている。

あるガイドブックでは年間40人の旅行者がこのベナレスで行方不明になっているという。

宿によっては日没後の外出禁止というところさえあるのだ。自分を自分で脅しているわけではないが、決して安全でないということを認識している。しかしどのガイドブックにも

「野宿は危険です、ガートには寝ないように」

とも書いてない、書く以前の問題なのだろう。ガイドブックにベナレスでの安全な野宿の方法は載っていないので、今まで様々な所で野宿をしてきた経験で判断することにしよう。

パッと見たところでは人が大勢寝ている、何かがあっても周りに助けを求めることができる。いきなりハンマーで頭をかち割られない限り。

イヌも沢山いるが、人に慣れていて襲ってくるようなこともない。

町なのである程度の明かりがあり真闇では無いということ。

加えて布をかぶって寝てしまえば、誰も外国人とは思わないし、まさか外国人がここに寝ているとは思いもしない。荷物は全てセイジさんの所だし、とられる物も何も無い。

以上の判断からガートは野宿可能ゾーンであることと判断した。色々と説明したけど沢山の人、巡礼者が寝ているので寝られるということです。危ないと考えたら世界中どこでも危なく思えるし、眠れると思えば、世界中どこでも眠れる。

と言うわけでメインのガートから少し離れた人が少ないガートで寝ています。蚊も少なく、涼しいので快眠だった。ただ途中犬が吠えたり、朝には、いや暗いうちからお祈りの鐘がなるので起こされてしまう。その場合また更に端のガートに移動して眠る。

ガンジス河に上る朝日は「聖なる河」という気持ちで見るので神々しく見える。毎日見る朝日なのだが、そこに思い込みが入ると、偉大なものに見えてくるから不思議。実態はトウキョウで見る朝日と変わりません。聖なる河の向こう側から昇ってくると「おおっ!」てなります。

起きてガンジス河で体を洗っていた、私の場合は沐浴ではない。シャワーの代わり。

聖なる河でなんとバチあたりな!ということはなく、ガンジス河は聖なる河でもあり、人々の生活の場でもあるのだ。

体を洗う人、洗濯する人、遊ぶ子供、沐浴する人が混在している。単純に考えると死体や、汚物を垂れ流しの汚い河なのだが、圧倒的な水が全てを溶かし込み、流してくれているように感じる。この大きな河の前では汚物など微々たるものなのだろう。 ガンジス河は生活のすべてをまかなうのでガートはバストイレ付きの野宿場と言えないこともない。結構快適である。

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