ぶっ倒れる

今日は炎天下の中、坂道を登っていた。

坂道の両脇はびっしりとジャングルのような

森林で埋めつくされている。森林なので

ひんやりしているのかと思う。しかし違った。

暑い。恐ろしく暑い。

木陰を渡り歩くように進んだ。

木陰で休んではまた次の木陰まで歩く。

まるで雨でも降って、それを避けながら進んでいるかのよう。

恐ろしいほど熱が太陽から注がれていた。

今までも何ども暑いところは通った、ここが一番

というわけではなかった。

日暮れ前に坂を登りきった。

そして有り金をはたいて屋台のような店のような

ところで夕食を食べた。

そのあたりから調子が悪くなってきた。

「寒気」がする。日が沈んだといっても寒気が

するほど寒いわけがない。しかし寒い。

テントを張る気力もない、よろよろとシャッターの閉まった

軒下に新聞紙を広げて横になった。なんかやばい。

吐き気がしてきた、そして道端で吐いた。また

戻り、冬の服を着て新聞紙の上の横になった。

原因不明の熱がでるといつも、思うことはいっしょ。

「やばい病気じゃないといいが・・・」である。

もし、マラリアや肝炎になっていたらそれこそやばい

自己治療不可能じゃねーか。

横になっているうちに腹の調子もおかしくなってきた。

かなり状況的はやばい。発熱、嘔吐、下痢。

なんなんだこれは?

もし、明日これより悪化していたらどうるすか?

そう考えながらそのままそのシャッターの前に寝た。

【写真】とりあえずシャッターの前で横になった。
【写真】とりあえずシャッターの前で横になった。

翌朝、快調ではないが、動ける。自転車をこげるくらい

動けるようになった。熱も引いた。原因はわからないが

昨日より症状は軽くなっている、「助かった」やばい病気では

なかったらしい。

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