2月に入ると若者、特に20代前半の宿泊者が増えた。
「卒業旅行シーズン」が到来したらしい。卒業旅行の若者はバックパックよりもキャスター付きのスーツケースで身軽な感じて旅行している人が多い。
それ以外のシーズンはヨーロッパをバックパックで回っている人、または世界一周と言って日本を出発してグルリと地球を一周する旅行者も多い。
バックパックの使い込み具合とふくらみ方を見るとその人がどのくらいの期間旅行をしているかを知る手がかりになる。
半年から1年以上旅行している人は、バックパックに年季が感じられてサイズも大きい。
服の裾が磨り減っていたり、靴がくたびれていたりする。
アジアやアフリカ、南米を通過してくるバックパックは砂埃を被り傷だらけになり、背負っている本人からも逞しさを感じたりする。
一方短期の旅行者は綺麗なスーツケース、そして荷物の量も少なく、服装にも気遣いが感じられるので一目見ると大抵は分かる。
卒業旅行の若者は若くて華やかだ。これから社会に出て行く希望で満ち満ちているかの様に見えるが、時々会話を耳にすると不安なことも多いようだ。
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