真夜中のシャワー

フランス、南部の大都市リオンの近くでのことよい場所が見つかり野宿。

テントを張るのが面倒な時はそのままマットと寝袋を広げて寝る。こうするとテントを立てたりしまったりする手間がないので早く寝られるし、早く出発できる。

 しかし蚊に気を付けなければならないし、雨が降ってきたら大変なことになる。

 蚊がいない季節で、雨が降らない天気予報ならこの野宿は簡単でよい。

寝袋とマットで眠る野宿は簡単でよい
【写真】寝袋とマットで眠る野宿は簡単でよい

 そんなわけで今日は星空だし、蚊もいないようだったのでゴロリとマットを広げて寝転んだ。

 気持ちよく寝ていると。

うわっ、冷たい!

何だか顔に冷たいモノが大量にかかってきて一瞬で目が覚めた。

何だ!

とあわてて辺りを見渡す、空には星空が出ていて雨なわけがない。植木の向こうから

シュコン、シュコン、シュコン

と機械的な音がして、再び冷たいモノ右から降り注ぎ、左に抜けて行った

スプリンクラーか!

昨日は長距離を走り、疲れてテントを張るのも野宿する場所も探すのが面倒で、駐車場の脇の植え込みの芝生の上にゴロッと横になって寝ていたのだ。その時は「なかなかよい場所が見つかった」と喜んでいたが、こんな仕打ちがあるのとは。

芝生に寝ていたら夜中にスプリンクラーが
【写真】芝生に寝ていたら夜中にスプリンクラーが

ここのスプリンクラーは夜中に水を噴射するらしい、「こりゃたまらん」とまた水が襲ってくる前に寝袋から抜け出して、水が届かないところに避難する。

自転車や荷物の上にも水が降り注いでいるので、それらも順次移動する。

こりゃ、ここじゃもう寝られないと夜中に荷物を積みなおし移動を始める。

野宿中に雨に降られることは多々あったけど、スプリンクラーは初めてだ。

<関連リンク>
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芝生に寝ていたら夜中にスプリンクラーが
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