15 イタリア回遊編

のっとられた街

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今日は中国人に「のっとられた街」と言われるプラートを目指した。

街に着いた時はシエスタ時で、人影は少ない。「のっとられた」というから街の中では中国人のほうが多いのかと思ったが、そんなことは無い。見かける中国人はフィレンツェの方が多いくらいだ。どこが「のっとられた」のか?

【写真】看板も落書きも中国語。

【写真】看板も落書きも中国語。

ツーリストインフォメーションがあったので、地図を貰いながら

「中国人の多い地域はどこですか?」

と意味不明な質問をしてしまったが、お姉さんは

「この辺りね」

と真剣に地図に印をしてくれた。中心から少し外れたところだ。早速自転車を走らせた、確かに地図の通りに近づくと中国語の看板が目立ち始め、店頭に立っている中国人が目に入る。

そして言われた通りに着くと、道行く人がほぼ中国人、イタリア人の歩行者は全くいない。

看板も漢字で書かれたお店が並び、壁の落書きさえも漢字だ。それから道路にゴミが多くなり、車を運転している人も中国人ばかりだ。当然耳に入ってくる言葉も中国語ばかり「ここは中国か?」と思ってしまうほどだ。ある意味予想通りで少し嬉しい。

立ち並ぶお店の中の「超市」スーパーに寄ってみた。店員さんは中国語が通じないアジア人顔で少し驚いたようだが、自転車の「日の丸」を見たのか「リーペンレン(日本人)」という言葉が何処からか聞こえた。

食材は中国のものが中心で値段も「3欧州元」という表記がされていた。これは聞かなくても「3ユーロ」のことだとすぐに分かった。もはや中国人しか買いにこないのでイタリア語はないのだ。

さらに市場の様な広場に出た。ここには中国人が溜まって話をしており、その様子はもはや中国である。勢いのある中国語の会話があちらこちらから聞こえてくる。

お店の一つに入ると、店員が不審そうな顔で見る。これも中国みたいだ。インスタントラーメン50セントを4つ買う。ガラスのショーケースには出来た中華料理がパックに入って、「1.5欧州元」で売られている。なかなか安い。

夕方で小腹が減っていたので中華の店に入ってみることにする。ずらりと並んだ中華のお店、どれに入るか悩んでしまう、フィレンツェの郊外で食べたラーメンがおいしかったのでラーメンを食べようと店を探した。

ガラスの扉に「海鮮拉面」と写真が張ってあり、美味しいそうだったので店内に入ると、「それはない」と言われる。「だったらあんなに美味しそうな写真を張るな」と思う、さすが中国。

また違う店の「今日早点」に3欧州元の拉面があったので店内に入る。言葉が通じないのか?「それはわからん」とこちらの話を聞く気もない。さすが中国。なんとか「牛肉拉面」を注文した。3欧州元だ。

出てきたのは確かにラーメンだったが、コシがなく、前回食べたのとは比べ物にならないものだった。しかしこの値段で面もスープもついていると考えると安い。ケバブより安いのだ。この界隈をもっと探索すれば、きっとおいしい店を探り当てられるかもしれない。

夕方暗くなってきたので慌てて、先ほどの1.5ユーロのおかずを売っていた店に戻る。閉店間際のセールで、5つ買えば5ユーロという破格のバーゲンをしていた。最初は3品で十分と思っていたのだが、3品買うと4.5ユーロなので、あと二つ加えて5品にした。一品でも十分にご飯のおかずになる量である。

「今日は夕食が楽しみだ」と思いながら街を抜けて眠れそうなところを探した。

【写真】メニューはすべて中国語。

【写真】メニューはすべて中国語。


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