15 イタリア回遊編

ペリェシャツ半島

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冬眠中のコルチュラ島からフェリーで本土から平行にせり出しているペリシャツ半島に渡った。

コルチュラは島とはいえ山深かった。さっさと本土に渡り美しい紺碧のアドリア海沿いを走りたい。コルチュラ島から対岸のペリシャツ半島オレビッチまではフェリーがつないでいる。大人一人13クーナ、自転車が13クーナ。切符売りのおじさんも、作業員の男性ものんびりとしたローカルのフェリーだった。心地よい爽やかな春の風を浴びていると15分ほどで対岸に到着。

コルチュラ島からペリエシャツ半島に渡る。

 フェリーの着いたオレビッチの街にはスーパーがあった。しかし「大陸に渡れば食料に困ることもないだろう」と寄らずに出発。これがまた後々の大失敗に繋がる。

オレビッチから出発してすぐ右手に真っ青なビーチが広がった。海の青さが自転車を止める。あまりに綺麗なので自転車を道脇に立てかけて浜に下りた。ひとっこ一人いない静かなビーチに穏やかな波が寄せては消えている。太陽が照り、半そででも十分な陽気だが泳ぐには早すぎるようだ。水に手をつけるとまだまだ冷たい。きっと夏はバカンスの人で賑わうのだろう。このビーチを独り占めできるとは贅沢な時間だ。

【写真】オレビッチ街の郊外にいきなり綺麗なビーチが出現!

【写真】オレビッチ街の郊外にいきなり綺麗なビーチが出現!

自転車に戻り「こんなビーチ沿いを走れるのなら最高」とペダルを踏んだが、道がどうも山の方に向かっている。雲行きならぬ道行きが怪しいと思ったら案の定、上り道が始まり延々と続く。

ペリシャツ半島もコルチュラ島に負けず劣らず山が深い。この一帯はこういう地形なのだ。それでたぶんクロアチアは島が多いのだ。起伏に飛んだ地形が海中にもあるのだ、海中に沈んだ起伏の激しい地形、標高が高い部分が島になるのだろうと勝手に予測した。

灰色の岩肌が露出している岩山の間へ道が向かっている。グネグネとした上り坂道、照りつける太陽。暑い。さっきのビーチに戻って泳ぎたいくらいだ。

【写真】海は綺麗だが道は山奥に入っていく。どうなってるんだ。

【写真】海は綺麗だが道は山奥に入っていく。どうなってるんだ。

やっと坂道の終わるかとカーブを曲がるとまた前方に新たな上り坂が見える。内陸に入って行くので海は見えない。アドリア海を見ながら楽しくサイクリングのはずなのに、なぜか峠越えの過酷な修行になっている。

結局1日目は山の中で日が暮れた。

翌日は上り坂を上りきると、来た来た!ついに下り坂。ついでに海の方にも向かっていて青い海面が見えてきた。アドリア海の真珠と歌われるドブロブニクはオレンジ屋根が有名だが、このあたりの家の屋根もオレンジだ。道がついに海沿いに出た。「求めていたのはこれだよ!」と吠えながらブレーキを利かせ坂道を下る。

山の中から抜け、開けた先が青い海とはなんとも気持ちがよい。しばらくこの沿岸道が続けば最高なのだが。

【写真】青い海が見える道が続けば予定通り。

【写真】青い海が見える道が続けば予定通り。


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