8月の訪問者

 前回の更新からまたも放置期間が長引きました。言い訳がましいのですが、ページを更新しているコンピューターが故障し、イタリアで修理を試みた結果・・思いのほか時間がかかり・・という状況でした。

 あまり無理せず、なるべく時差を埋めるべく書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 8月に入るとイタリア南部の気温は更に高くなった。日中は日差しが強いので歩けない。しかし乾燥しているので日陰に入っていれば心地よく感じる。湿度がないおかげで室内でもクーラーなど無くても快適に過ごせる。

ところで嬉しいメールが届いた。

6年前にハンガリーの首都ブダペストで出会った旅行者のマサさんが、現在ヨーロッパを旅行しており、クロアチア方面からイタリアの南部にフェリーで回ってくるという。(正確にはわざわざ南部を経由してもらうことになったのだけど)

旅行を長らくしていると、出会いと別れは多いが旧知の友人に会う機会はなかなかない。つまり自分の過去を知っている人に会うことがないので、昔話で盛り上がるという同窓会の様なシチュエーションは起こらない。

8月の一週目の深夜近く、約束どおりマサさんがレッチェの街にやって来た。

ブダペストで彼を見送ってから6年という歳月が経過していたので、変わっているかと思ったが、久しぶりに会ったマサさんは全く言っていいほど変わっていなかった。

人間の印象は外見もあるけれど、内面やその人の話方、表情、態度などが心に刻まれているようだ。そういう意味でも6年前のマサさんとピタリと一緒だ。

久しぶりに会ったマサさんとは積もりに積もった話がある。6年前の当時のアンダンテホステルのお客の話から管理人の話から、旅行を終えたマサさんの社会復帰劇、それからこちらの遅々として進まない旅行の話。

マサさんが滞在してくれている間はビールでもすすりながら昔話に花を咲かせるとしよう。

【写真】レッチェの街を闊歩するマサさん。
【写真】レッチェの街を闊歩するマサさん。

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