ローマを旅行するに際にバス、地下鉄、さらにはトラムを利用すると効率よく市内を回れます。
バス、トラム、地下鉄はすべて共通のチケットで乗れるので一度チケットの買い方を覚えてしまえばどこでもバスなどに乗れてとても便利です。
今回はこの共通チケットの購入方法です。
購入方法は4つ
バス、トラム、地下鉄の共通チケットの購入方法は大まかに4つあると言えます。
・窓口
・自動発券機
・タバコ屋
・キオスク的な商店
です。簡単に買えるのは窓口、タバコ屋、キオスクですが、実際にはキオスクは駅の近くのみ、窓口は大きな駅にしかなく、利用するのが多くなるのは自動発券機とタバコ屋になります。
以下でそれぞれを順番に説明していきます。
窓口
これは地下鉄などのチケット窓口で購入する方法です。しかし実際には地下鉄に窓口があるところが少なく、自販機が並べられていて、窓口がないという駅が多いです。
ことバスやトラムに関しては窓口的な販売所はありません。また窓口には営業時間があり早朝や夜遅くは営業していません。
自動発券機
最もチケットを買うことが多くなるのが自動発券機ではないでしょうか。
地下鉄の駅にはもれなく設置されており、トラムやバス停の大きなところには設置されています。窓口はなくても販売機はあります。
気軽に100分チケットを1.5ユーロを購入できます。また1日券、2日券、3日券、一週間券まで購入できます。
タバコ屋
バス停では自動発券機が設置されていることがないのでタバコ屋を探しチケットを買うことになります。
自動販売機の次に購入しやすい場所です。
バスの停留所ではチケットを買うのは近くのタバコ屋というくらい定番です。
よほど大きなバス停以外、近くには販売機も、窓口もないのでタバコ屋を探します。
イタリアではタバコ屋は「T」の看板を掲げているので見つけやすくなっています。
しかし日曜日には閉まっているお店が多いので注意してください。
キヨスク的な商店
新聞や雑誌を扱っている小さい商店でも共通チケットを扱っている場合があります。
駅の近くや停留所の近くの商店で扱っていることが多いです。停留所から離れていると取り扱っていないので注意が必要です。
お店によっては1日、2日、3日、1週間、更にひと月というチケットも取り扱っています。
ひと月券は35ユーロと12回往復料金なみですので、月にそれ以上利用する人にはかなりお得なチケットになっています。
チケット販売所を探す手間を省くために
イタリアでは降りたバス停の近くにチケット販売所が全くないということもよくあります。
そういったことを防ぐためにも、チケットを買えるところで帰りの分も買っておくというのをお勧めします。
こうすれば行った先、降りた先でチケット販売所がなくても心配がありません。
バス、トラムの注意点
この共通チケット、地下鉄は改札を通過するために必ず、チケットに刻印をしなければなりませんが、バスやトラムは改札がないのでそのまま乗車できてしまいます。
乗車したら必ず刻印機を通過させましょう。刻印機を通過させることによりチケットが有効化されて、期限が刻印されます。
もし刻印機を通過しないと、チケットは買ったままの状態で「いつから」「いつまで」有効というのが分かりません。
ローマは突如、バスやトラムに検札員の人が乗り込んで乗車券検札を行います。
この時に刻印のないチケットですと問題になる可能性があります。厳しい係員の人ですと罰金を課すこともありますので、刻印を忘れないようにしてください。
バス、トラム、地下鉄での注意
ローマではバス、トラム、地下鉄ともスリ被害がとても多く発生しています。
日本では考えられませんが、集団、グループでスリをするの珍しくありません。
仲間の一人が注意を引き、他の仲間がそのあいだにスルということもあります。
とにかく
・不審人物を身の周りに近づけない
怪しい人が近づいて来たら、とにかく距離を取る。
・一つのことに集中しない。
カメラ撮影や、スマートフォンでのやり取りに集中していると荷物がおろそかになります。この間スル人にとっては狙いやすい時間です。とにかくバス、トラム、地下鉄の中では一つのことに集中しないように。
・常に周りを見渡す。
怪しい人は後ろからつけて着たりしますので、振り返り、警戒している態度が有効です。時々後ろを振り返ったり、周りに不審な人がいないか注意してください。
今回は以上です。バス、トラム、地下鉄を乗りこなしてローマ観光を楽しみましょう。
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