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【エベレスト登山】『世界の果てまでイッテQ!』イモトアヤコ氏のエベレスト登頂確立を考える?

公開日: : 最終更新日:2014/04/09 エベレスト登山

 テレビ番組『世界の果てまでイッテQ!』で活躍するイモト アヤコ氏が今春エベレストの登頂を目指すことを発表した。

 タレントがエベレストを登れるのだろうか?と多くの人が抱く疑問である。

カラパタールからのエベレスト。中央の黒い山がエベレスト。

【写真】ネパール、カラパタール丘からの展望。中央の黒い山がエベレスト。

 そこでイモト氏が登頂できる確立を考えた。春季ネパール側、つまり南東稜ノーマルルートから登山を前提として。

 恐らく山頂までいける。確率にしたら90%以上のじゃないだろうか。

根拠は

 1.エベレスト、ノーマルルートにはもはや難所はない。

 一昔前の国を挙げての登山隊がルートを切り開くという時代ではなく、今は年々大衆化しておりノーマルルートには難所は皆無。

 正確には難所はいくつか存在しているが、登山期には山頂までのルートが整備されるので難しいことはない。

・ベースキャンプからキャンプ1までの氷の迷宮アイスフォールはSPCCと呼ばれるシェルパで構成されたチームがロープを固定し、クレバスにははしごを設置する。

・キャンプ1からキャンプ2までのウェスタンクームと呼ばれる雪原も同様にSPCCのチームがルートを工作してくれている。

・その上の氷壁ローツェフェイスにも各隊の協力でロープが張られる。

・イェローバンド、頂上直下のヒラリーステップの岩場などにも無数のロープが張られている。

商業・公募登山が一般化したエベレスト・ノーマルルートでは難所にはことごとく固定のロープが張られている

フィックスロープ

【写真】ヒラリーステップ近くのフィックスロープ群

つまり、固定されたロープをたどっていけば、迷路も、クレバスも、氷壁も岩場も難なくクリアーできるだろう。

必要な登山技術はアイゼン(鉄の爪)を装着して歩行できる能力と、ロープに固定して進める能力だけである。

イモト氏はエベレストの前にマッターフォルンやマナスルなどの雪山も登っているのでこの技術は十二分にあるといえる。


2.高所に対しての適応能力がある

 エベレスト登山では登山技術云々よりも高度に順応できるかが重要。

 高度に向かない体質の人はいくら努力をしても高山病を引き起こす。世界一高いエベレストを登頂するにはこの体質がカギになる。

 自分が高所にいける体質かどうかを見極めるには高所に行ってみるのが一番。イモト氏は世界第8位の高峰マナスル8163mに登頂しているので、高度に順応できる体質であるといえる。

 この点も心配する必要はなさそうだ。


3.体力も十分

 エベレストに登るための必要な要素に体力がある。

 イモト氏の近年の登山状態をみていると体力がなく、仕方なく下山という状況はない。エベレストでもっとも体力を使うのは最終アタックの場面。

 前日の深夜にキャンプ4(8000m)を出発して、夜通し歩き山頂(8848m)に達する。ここを上りきれる体力が少なくとも要される。

 近年のイモト氏の登山の様子をみていると、疲労困憊のために動けないという状況はない。マナスルを登頂した経験からもエベレスト最終アタックに十分な体力はあると見受ける。

 ちなみにエベレストの登頂を断念するケースとしてはこの山頂アタックで時間切れというもの。イモト氏の場合スタッフも大勢おり、荷を担ぐ必要もないので体力が温存できるはず。

エベレスト最終アタックでは高低差約1000mを往復できる体力が必要。

【写真】エベレスト最終アタックでは高低差約1000mを往復できる体力が必要。


4.サポート体制万全

 イモト氏の場合はテレビの企画としての登山なので、そのサポート体制は万全であろう。ベースキャンプでの体調管理から、シェルパ等への通訳、キャンプの設置、登山行程などもプロガイドが綿密に組むだろうから、登頂確立はさらに高まる。

 これが個人、単独といった条件であれば難易度は高くなるだろうか、イモト氏の場合はサポートは手厚いものとなるだろう。


とイモト氏が登れない理由を探す方が難しい。

もし登頂できないことがあるならばそれは

不安要素として

1.天候に恵まれない

 最終的にエベレストの登頂を極めるのは人の力ではなく、天候である。通年エベレストの登頂期は5月の上旬から下旬までの好天の日になるはず。この間に好天に恵まれなければ登頂は厳しくなるだろう。また降雪が多く、雪の状態がよくなかったり、気温が高すぎてアイスフォールの崩壊が始まったりすると登頂を阻まれる要素になる。

 不安要素ではあるものの、ここ10年、毎年必ず登頂者がいるので全日程天候に恵まれないというとは考えにくい。

 加えて近年のヒマラヤの天気予想の精度も高いので好天をピンポイントで狙える。


2.何か事故が起こった場合

 イモト氏の登頂を阻む第二の要因としては何らかのアクシデントに見舞われた場合が挙げられる。

 山での絶対は存在しない、雪崩をはじめ、氷壁の崩落などアクシデントが起こらないともいえない。イモト氏本人にそれが起こらなくてもチームのメンバーに起これば、登頂のへの大きなマイナスになる可能性はある。

 これらのアクシデントが起こらないようにシェルパやガイドがいる。

まとめると

 イモト氏のこれまでの実績やサポートの状態、それとエベレスト難易度を総合するとあまり不安要素が見当たらない。

 というわけでイモト氏はほぼ確実に登頂できるであろうと予測する。

<関連リンク>
【エベレスト登山】2014年なすび氏がエベレストに再チャレンジ。
【エベレスト登山】南東稜側からの難易度は?
【エベレスト登山】南東稜側からの単独登山を考える。
【エベレスト登山】2014年4月8日イモトアヤコ氏エベレストに向け出発。
ツイッターで時々つぶやいています。



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