【野宿関連】完全野宿マニュアル。その5 野宿の心得。

 家の中に寝ているからといって100%安心というわけではないが、野宿は外で寝ているのでその安全度は下がる、すなわち危険度が増す。

 これは紛れもない事実。

 野宿をする人はこれを肝に銘じておかねばならない。寝ている無防備な状態を晒しているわけだから。

 野宿の心構えは登山にも似ている、危険がある山を登る人は達成感と山頂からの眺めを求めて自ら危険の中に飛び込んでいる。野宿にもそういった要素がある。

【写真】野宿の心得とは?
【写真】野宿の心得とは?

野宿の安全度は室内よりもずっと低い

 どんなに野宿の達人になったところで、安全度は上がるが、室内に比べると野である以上完璧ということはない。

 そこで野宿を敢行する人はある程度の覚悟が必要。そこまでの危険を冒してまで野宿をするのか。

 登山家が野営をするのは山頂を目指すから、ホームレスが野宿しているのは生活のため。

 あなたは何のために野宿をするのか?

 目的地に向かうため?

 宿代の節約のため?

 経験のため?

 それらが野宿の危険と釣り合うだろうか。万が一が起こった時に後悔しないだろうか。覚悟が足りていないと、後悔の念に駆られるだろう。
 
 野営中に襲われた事件は世界にごまんとある。近年ではインドを自転車旅行中のカップルが襲われ、ロシアをバイク旅行中の邦人が殺害された。

 野宿中に荷物を取られた、襲われたという話も聞くし、私自身も怖い思いを何度かしたことがある。

 野宿は決して安全ではない、それを選んだのはあなたである。リスクがあることを知り、実行するならある程度の覚悟しなければならない。

【写真】寝ている無防備な状態を晒す野宿は決して安全とはいえない。
【写真】寝ている無防備な状態を晒す野宿は決して安全とはいえない。



危険をできるだけ回避せよ

 野宿の注意点はこの一点に尽きるといってもよいほど重要。

 野宿を脅かすものは実に様々。

 雨風雪の天候に始まり、満ち潮、増水、落石、雪崩などの自然現象。

 毒をもつ昆虫、小動物、野犬に始まり、大型の動物など人外の敵。

 そして同じ人間、酔っ払い、若者の集団、意識が正常でない人、強盗もいる。

 しかし逆に「野宿中の安全」この一点が確保されていれば野宿は快適なものになる。

まとめ

 野宿は壁のない野外で眠る行為、無防備な状態を外界に晒すわけであるから、様々な危険が付きまとう。野宿をする人はこのことを頭においておこう。

 「野宿」を行う以上最大限に注意を払っても何が起こるか分からないそんな時のためにある程度の覚悟が必要。 

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