7月15日(木)夜22時、 この日の市長室(またの名を Yuri’s Angels)のスペシャルインタビューシリーズ第3弾は、Cyberkさん(島田浩司氏)をお迎えしました。
CyberkさんはJapacityリビングルームでは、いつも元気で明るい声。とってもフランクで、どこか飄々としてて。(たまに寝落ちして朝を迎えて下さる事も。。。😴)
そしてみんなのリビングルームで話せば話すほど、お話を聞けば聞くほど、知れば知るほど、日本のファッション業界そのもの、そしてその全てを世界に繋いでいる方だということをじわじわ理解してきて、いつか深堀りを!と熱望していたグリーンピーズメンバーです。
『ご法度、タブーエリアはなし、何を聞いてくれても、掘ってくれても良いよ~。』とざっくばらんに言ってくださったCyberkさん。なんと事前に履歴や会社案内など資料を十二分に送って下さいました😆
その資料に目を通しながら『これは1~2時間のインタビューではとてもとても深堀りしきれないわ😳』と思っていた私達でしたが。。。まずはルームにお集まりいただいた方へむけて、Cyberkさんにご自身から自己紹介をお願いしました。
1983年から株式会社ワールドでアパレルの仕事に携わることになり、ニットブランドの営業からパリコレブランド営業、ショップの責任者を経て、そこからパリコレブランドの生産業務、さらに企画へ。
1998年に財団法人ファッション産業人材育成機構(IFI)へ出向、2002年まではIFIビジネススクールの教務部で課長職に就く。ここで人を指導するという初めての経験を積む事に。
2002年出向からワールドへ戻り、新規事業開発部でブランドプロジェクトリーダーを務め、企画開発課長として活躍。
2003年服飾開発研究所を設立。ここからはファッションブランド、ビジネススクール、百貨店、展示会、数えきれないほどのファッション関連企業やグループへのコンサルティング、プロデュース、そしてディレクションに大活躍中。
ファッション業界を引っ張るリーダーとしてその活躍は中国をはじめとして韓国、フランス、インド、タイ、シンガポール、インドネシアなどの国々に渡っている。
中国上海でのお仕事、韓国の繊維産業のブランド力、インドも繊維で伸びており、インド企業の相談に乗った際には、バイヤー、メーカー、商社から等の参加者が2400人を超えるようなお客様を相手にお話ししたことも。また、アセアンセンターやJETROの活動を通し、ミャンマーやカンボジアなども含め、海外の良い物を日本へ入れる、ベトナム政府とのやり取りもあったり、海外企業を日本へ誘致する仕事などなど。
まさに、Japacityの星!日本と世界の良きを繋ぎに繋ぎまくっているCyberkさんです😳
Cyberk さんのお話に耳を傾け感心しつつ、頷きつつ、きっと日本のファッション業界に携わるたくさんの人々がどこかで、何等かの形でCyberkさんに触発され、ファッションへの想いや愛に触れているに違いない!と思わざるを得ませんでした。
最初、英語の先生になりたいと思っていました。ファッションは高校生の頃から大好きだった。学ランはエリの高い長いのを着ていたり、小物までおしゃれを気にかけていました。高校時代はテニス部。良い先生にも恵まれていました。
英語は中学時代から本で自分なりに勉強していました。アリゾナからの交換留学生のメラニーという子がいて、週に一回、一緒に英語の勉強するのが楽しかった。学校での英語の成績は適当に良かったですよ。高校ではとにかくテニスLOVE、テニス三昧。大学の受験勉強で、なんとなく英語がいやになって、それからは嫌いになってしまったのですが、単語量、語彙力は今だに結構多いんですよ。
ただ、海外での仕事の際は通訳さんを使うようにしていて、自分では話さない。中国に出向いたときに自分の仕事の通訳についてくれた人が、ものすごいつわもので、ファッションにも精通していて、たぶん私が話したこと以上の内容で通訳してくれていたんではないか?って思わされるようなお仕事してくれて、それで、お仕事のつながりが一気に上がったりしたり。
通訳さんは欠かせないです。(笑)
まだ、コロナ禍ではあるのですが、ファッション業界は まだまだ元気で、台東区はご存じかもしれませんが、皮産業で特に有名で、151年の歴史を誇っていて、靴、カバン、ベルト、アクセサリー、バックなどの職人さんが多い。
僕は物は作らないけど、作れないけど、これまでの多岐にわたる経験を使って、それをどう売るか、どのマーケットなら売れるのか、そしていくらなら売れるのか。そういった具体的なアドバイスが出来るところが強みですね。
「良さ」というのは世界中ほぼ共通であり、その良さを整理する事が大切。
企業でもデザイナーさんでもインタビューすると最初の5分は皆同じ事を語りだすのだけれど、その後それぞれの専門性の中で、特性が離れて行ってしまう。個々の力で分散してしまうという感じ。そこをまとめていって、全員でその良さを一時間同質に語れるようになる事が大事なのではと思うですよね。
コロナ後の2~3年を見据えて、ブランドのファンに『なぜ』喜ばれているのかの『リアル』『本質』『本当』をとらえている事が大事だということです。
この先は80~90年代という昔が良かった時代、の色、感覚が戻ってくると思われ、派手だったり蛍光色のような明るい、例えばネオンXラメが台頭してくる事になる。
さらに、土星の輪の上で踊ろう!の様なかなり宇宙的なテーマ、3次元から4次元、『超能力X宇宙』、時代のロボティクスなど、もっと楽しく変化していくことになると思っています。
オーディエンスの方々からの質問にもお答えいただきました。
男性の装いでは、似合う色1~2色にまとめること、ポイントカラーを決める事。
この秋冬には袖、ボトム、そして襟が大きくなる、というトレンドが始まる、大きな帽子、という流れもくるかな?
コロナ禍でZoomミーティングが急増した背景もあって、リング、イヤリングそして髪留めを石、はたまた色でまとめていくようなコーディネートにも注目。
質問が全く尽きず、それに丁寧に具体的にお話しくださるCyberkさん。また機会を改めてのルーム必須ですね!
なぜって、それほどファッションにも流行にも精通していない筆者の私😅。。。ですら、もっともっと聞きたくなる、魅力あふれるCyberkさんのお話に浸れた価値ある2時間弱で、終わってしまうのが寂しい時間でしたので、次回をご期待ください!