朝7時30頃に目が覚めた、マロさんもちょうどその頃起きた様だ。
テントをたたみ、二人で中国産のカロリーメイトの様なのを食べて朝食にする。
昨日の夕方に吹き荒れていた風は嘘のように止んでいた。情報によると77kmの登りでホントの最期の峠に到達するはずだ。
道は砂利道だったが、緩い上り下りだったので自転車で走れた。10km位進むと、水が地面から湧き出し、泉をつくっていたので、そこで水を補給、顔を洗ったりする。
11時頃、道端にポツンとチベット風の店があった。インスタントラーメン1.5元(23円)とちょっと高めだったが、マロさんと食べることにする。
この辺りチベット人の女性は凄く大きな銀色の腰巻をしている。マロさんはそれを「チャンピオンベルト」と呼んだが、そうだ確かにボクシングやプロレスのチャンピオンベルトに見える。
今日はメンカブの町を通過するはずだった。
私もマロさんにいつもの様に町には飯店があり「チャーハン」にありつけると期待していた。予定通り30km進んだ所には町はなく、家が数件並んいただけ。
歩いていたお兄さんに「メンカブはどこですか??」と尋ねると、「もっと先だよ・・」と言われた。チャーハンを求めて我々は前進したが、いつまでたっても町はない。今度は工事をしているおっちゃんに「メンカブは?」と聞いてみると、今来た方向を指す。
やっぱりさっきの村がメンカブだったのでは??どちらにしても飯店は無かった。残念だ。その代わりと言っては何だが、川原で羊の番をしていたおじさんが呼んでくれ、お茶とザンパをご馳走してくれた。
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