ブッダ入滅の地であるクシナガールから完全に国道を外れた。

ローカルな道を走り始めている。地図も何もないので、デタラメを教えるという「噂の」インド人達に道を尋ねながら進む。
ちなみに現在どこを走っているのかも全く見当がつきません。
明らかに分かっていることは「私がベナレスを目指している」と言うこと、太陽は左手(東)から昇っているので南を向いて走っているということだけである。
「道があっているのか?、間違っているのか?」それすら分からぬまま、尋ねるインド人に言われるままに道を進んでいた。
夕方3時頃、デワリアという町でちょっと危険な香りがする男が今日は泊めてくれるという、少し悩んだが、時間が早いのと、危険な香りがするので先に進む。
「今日は何処で眠るのだろうか?」
不安そうな聞こえるかもしれないが、実はこれが一つの楽しみだったりする。
きっと最悪のケースは道路脇の軒下で寝てもいいとの覚悟ができているので楽しめるのだと思う。
夕暮れに手品をしてみるが反応はイマイチ。
村人は「ククンドゥールに行くがいい」と口を揃えて言う。「ククンドゥール」怪しげな響きである。一体そこに何があるんだ?疑問を抱きつつ、ひと踏ん張り進んでみる。
「ククンドゥール」とは何なのだろうかと興味津々だったのだのだが、なんてことは無いただの町の名前だった。
なんの特徴もない町で、とりあえず寝られそうな所を探す。屋台の裏に木のベットがあったのでそこで寝かせてくれないかと屋台のおじさんに尋ねると
「いいよ」
との返事、昨日と同様、木のベットの上にテントの網の部分だけ広げて眠る。

テントを張ると蚊よけになるのでよい。
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