グルラジさんが、「明日は沢山の報道者が来るぞ」と言う。
沢山ってどれくらい?、まぁ2、3人かなと思ったのでそれ以上質問しなかった。
翌朝、丁寧に髭をそり、持っている服で一番綺麗な「ティシャツ」を身に着けて、自転車で会場に向かう、マサシ君と、ケンタロウ君も一緒だ。
会場は地方の公民館の様な建物で、中に案内してもらう
「ここです」と言われた部屋には、机といすがずらりと並べられている。
広さは学校の教室の半分ぐらいで教壇はなかったが、教壇の代わりに長い机と椅子が3つ置かれていた「ここへ」とその教壇側の座席を進められる。
3人で顔を見合わせて、「まるで記者会見みたいだ」とささやき合う、肝心の報道陣の姿は見えないが。
ガランとした部屋で「大げさだよね、外で立ってインタビューでいいのに」などとぼやき合っていると、人がゾロゾロと入って来て、座りだした。
「おっ意外に多い」
と思っていると、ぞろぞろとそのまま20人くらいになった。
着席した人はそれぞれペンと紙を手にしている。
そしてお世話になっているグルラジさんがカルタナカ語(インドの方言)で私達の紹介をし始めた。何を言っているかは全く分からないが、記者達が「ふむふむ」という顔をしているのでそれらしいことを言っているのだと思う。
グルラジさんが話し終えたところで、私達に出番が回ってきた、英語で自己紹介をして、ここまでの道のりを簡単に説明した。私たちの話が終ったところで、記者側からの質問が始まった
「おおっ、テレビでみたそれらしい光景だな」
どと密かに思ってしまう。
「なぜこの旅を始めたのですか?」
という質問には
「人の持つ意志の強さを証明したいからです」
と答えた。以降色々な質問を浴びせられたが、なぜか全く緊張せずにのびのびと返答できたのはここがインドの田舎だからかもしれない。
その後、路上で走行中の撮影をして今日の会見は終った。
どんなことを書かれているか明日の新聞が楽しみだ。
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