昨夜はシーク教徒の総本山であるゴールデンテンプルの無料宿泊所に泊まった。
ここからパキスタンの国境までは30kmもないそうだ。
朝7時に宿泊所を出発して国境を目指した。今日は生憎の曇り空で、今にも雨が降ってきそうだ。
日曜日の早朝のせいか、昨日はあれほど混雑していたアムリトサルの道も今日は空いていて簡単に街を抜けられた。
街を抜けたところで雨が降り始めたので、雨合羽を着る。
国境に9時50分着。イミグレーションの中に入ると窓口まだ開いていない、しばらく待ってから開いた窓口にパスポートを出す。
インドの役所仕事は相変わらずのんびりで同僚とおしゃべりをしながら、手元は動かずやたらに時間がかかる。
無事にスタンプを押してくれたのでこれでインド出国。ゲートは軍隊が警備しており、機関銃を脇に携えた人や、犬を連れた軍人がいる。
パキスタンとの交友関係は改善されたとはいえ、また何が起こるか分からない。歴史的にインドとパキスタンは戦争、和解、戦争を繰り返している。
厳重警戒の国境に見えたが、ゲート前の軍人さんは私を呼びとめ
「ここで少しゆっくりしていきなさい」
と言う、こんなところでゆっくりも出来ないし、したくないのだが、椅子を勧めるのでつい座ってしまった。
「ゲートの写真を撮ってもよい?」
かと聞くと意外にも「いいよ」と言うので撮影させてもらった。
ゲートをくぐり鉄の扉を過ぎると路面に太い白線が書いてある。
これがインドとパキスタンの国境だ。それをまたいでパキスタンに入国。
インドの同じようなゲートがあったが、こちらはウルドゥ語で何が書いてあるのかさっぱり不明。
それから警察官の制服が変った。まず気が付いたのはそれくらいだ、とにかく道に出てみないと何が変化したのか分からない、さてパキスタンはどんな国だろうか。
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