「ホスピタリティクラブ」というの存在を知ったのはインドにいた時のことだ。実際に利用している人に会ったのはフィンランド人のタトゥが始めてだ。
「ホスピタリティクラブ」と言うのはインターネット上に存在するグループで、サイトからメンバー登録するとメンバーの国や都市を訪れた時に会ったり、泊めてもらったり出来るシステムになっている。
「ホスピタリティ」という名前が示すようにあくまでも「おもてなしの心」に重きが置かれていて、旅行者とホストの間に金銭のやり取りは禁止されている。
旅行者と現地の人との交流を促進しようと言うのが目的らしい。
ホスト側が受け入れてくれれば現地の一般家庭に宿泊できることになる。
このクラブの存在は知ってはいたのだが、旅行を自分の勝手でしている以上なんだか助けを求めているみたいで使う気にならなかった。
そしてインターネットを介してというのも少々っひっかかる。
私は旅行中にリアルに人と出会うことこそ旅の醍醐味じゃないかと考えていたので、インターネットを介して人と出会うのはいかがなものかと思ったし、何となく自分の都合で泊めてもらうのも悪い気がする。
しかしその考え方が変ったのがフィンランド人のタトゥに連れられてイランのメンバーに会いに行った時だ。
ホストの人が喜んで私達を受け入れてくれているのが伝わってきた。
ホストに聞くと自分は旅行する機会が無いが、世界中から色々な旅行者がやって来てその話が聞けるのが楽しいという。
ホスト側は来てくれると嬉しいのだ。だからメンバーに登録しているということが分かった。一方的な旅行者の都合かと思ったらそうでも無いようなのでメンバー登録してみた。
このネットワークを使い始めてから、大都市での滞在は助けられることが多くなった。田舎であれば、テントを張って野宿しても誰も気に留めないのだけど、都市部はそうは行かない。
ブルガリアのソフィアでもメンバーのお世話になる。
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