「アムステルダム」という名前は「アムステル川」の「ダム」ということから名付けられたとのことだ。

そのアムステルダムに到着して、何日か過ぎたある日、自転車でキャンプ場から出かけたはずのオガ君が歩いてキャンプ場に戻ってきた。
自転車はどこかに止めたのだろうかと
「あれ、自転車は?」
とオガ君に声を掛ける。
「盗まれちゃいました、ははは」
一瞬その場にいた誰もが「えっ」と思い、耳を疑った。オガ君は意外にも深刻な顔をしておらず、どちらかと言うと
「申し訳ない」という表情だ。
「えっ、盗まれたって?」
と聞き返すように私は訪ねた。どこかに一日中止めておいたとか、夜に放置していたとかではない、昼間の都市部で一体どうやって自転車を盗まれるのか。
「そうです、盗まれたんです」
とオガ君、やっぱり盗まれたようだ。
「どうして?どういう状況で?」
「美術館に立ち寄った時です、キチンと自転車をポールを繋いでいたんですが、美術館から出てきたら自転車が見当たらない、驚いて辺りを暫く探し回ったんですが見つかりませんでした」
本当か、アムステルダムではこんなに自転車が溢れているのに、よりによってオガ君の自転車とは、かける言葉が無い。

オガ君は自転車旅行を長くするためにベルリンでよい自転車を買ったのに、その「よい」自転車というのが狙われた原因かもしれない。

何ということだろう。幸い荷物はキャンプ場においていたので盗まれたのが自転車だけというのが不幸中の幸いか。
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盗まれた自転車
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