路上で芸をしていると、時として日本人に声を掛けられる。
その殆どは現地の在住者であり、旅行者で声を掛けてくる人は稀。
本当に思いもしないところで在住者に出会うことがある。それは山の中の街だったり、離島だったりと本当に様々な場所である。
ローマでも在住の人と知り合う機会に恵まれた。
ヨウさんはローマ在住の奥様でダンナ様がイタリア人だった。気さくな方で路上で知り合ったにもかかわらず、ヨウさんの家のホームパーティにも招待してくれ、そこでまた在住の奥様達と知り合いになる。
聞いた話ではローマには2千人以上の邦人が住んでいて、そのコミュニティも大きく、交流があるとのことだ。
奥様達はもちろん現地の言葉は不自由なく話せ、生まれ育った日本ではなく、言わば異文化圏で生活しているので、その見識や意見は興味を深かったりする。
特に日本を海外から見た視点というのはなかなか面白い。このような視点は外国で生活するからこそ感じられるものなのだろう。
しかし外国では日本人女性に話しかけられるほうが圧倒的に男性よりも多い。そもそも現地に暮らす絶対数が少ないからだろ、それとも他に理由があるのだろうか。