突然全く知らない人からメールが来ることがあるが、クラウドさんもそうだった。
メールの内容は
「僕はカットーリカという町に住んでいます、もし通ることがあったら連絡ください」
というもの。
タイミング的にピタリだったので
「近々通過します」
と返信すると
「是非連絡をして欲しい」
と返事をもらった。
街の入り口の交差点で待っていると、自転車に乗って近づいて来る人がいて、それがクラウドさんだった。
「僕も数年の自転車旅行にでたいんだ」
と彼は言う、それから
「日本に3ヶ月滞在したことがあって、とてもよい経験をした」
という。日本に限らず、旅行中に滞在している国でよい体験をすると、その国の印象がよくなる、逆に悪い体験をすると印象は悪くなってしまう。そう考えると出会った人によってその国の印象が左右されるといえる。
とにかくクラウドさんは日本で接した人がよい人ばかりだったのか、日本に対しての印象がだいぶよい。
「また日本に行きたい」と何度も言っている。
日本人としてはそう言ってもらえると嬉しいものだ。
この日はクラウドさんの友人のパウロさんの家にお世話になった。
パウロさんの家族が総出で出迎えてくれて、本当に暖かく迎えてくれた。
翌日はクラウドさんが、沢山の食料と、途中まで自転車で一緒に併走して、道案内までしてくれた。
おかげで私のイタリアの印象よすぎるくらいである。
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