パラグアイを走る

 いつものことながら日記が全く追いつておりません、現在11月で日記ではパラグアイに入国した7月末の話、なるべく起こったことをかいつまんでまとめています。今回は前回の続きでブラジルからパラグアイに入国からです。

パラグアイに入国

 世界三大瀑布のイグアスの滝がある付近には、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルの3つの国が集中している場所で、ここの街からはアルゼンチンにもパラグアイにも至近。アルゼンチンにも自転車で数時間だけ訪れて、3国の交わる川の交差点を見ました。

 

【写真】アルゼンチンから見たパラグアイ、ブラジルが交差する川の合流点

 このブラジル南部からはパラグアイに橋を渡るだけで入国できます。旅行者はパスポートが必要ですが、ブラジルとパラグアイの人は身分証明書だけで簡単に行き来ができます。ブラジルの人は税金の安いパラグアイに電気製品を購入にやってくるのだとか。

【写真】ブラジルとパラグアイにかかる橋

 橋の上はかなりの交通量なので徒歩の人は橋の脇を歩いて渡ります。自転車も徒歩と同じ橋の脇を通過してパラグアイに入国しました。入国というのはパラグアイ川にわたるとイミグレーションの建物があり、そこに立ち寄り、パスポートにスタンプを押してもらうと完了です。

【写真】パラグアイに無事に入国

パラグアイには日本人移住者が多い

 パラグアイに入国していざ走りだそうというわけなのですが、入国してすぐの街、シウダード・デル・エステに滞在して両替などの準備をしていく予定です。

 ブラジルのお金リアルをパラグアイに両替したり、水や飲みものも準備していきます。街の中は交通量が多く、混沌としていますが、街を離れると次第に交通量が減っていきます、しかし道の舗装がよくなく「これは大変」と思っていたのですが、20㎞ほど進むと非常に走りやすい道に代わりました。地形はブラジルよりも起伏が少なく進みやすく感じました。

 

【写真】パラグアイを走り始める

 パラグアイにも国境から40㎞ほど進んだところに日本人の移住区があります。ここはイグアス移住区と呼ばれている第二次世界大戦後から日本人の移住が始まった地区です。

 

【写真】イグアス日本人移住区

 このイグアス移住区は日本人が切り開いた土地とされており、現在も多くの日本人が在住しています。またバックパッカーや旅行者に有名な宿「ペンション園田」もあり、今回はここに宿泊させていただきました。ペンション園田はその名前通り園田夫婦が経営している宿です。

紅白歌合戦に登場

 
 

【写真】ペンション園田の入口に到着

 ここに2日間滞在させてもらい、文化協会で開催される紅白歌合戦のステージに出演させてもらいました。会場では多くの在住者に会いましたが、みな日本語が上手、移住1世の方が日本語が話せるのはもちろんなのですが、この移住区では2世、3世の子供まで日本語が流暢なので驚きました。

 紅白歌合戦は日本人の誰もが知っているように年末に開催される歌番組なのですが、それを模したイベントがこの移住区でも開催されているわけです。

 日本の歌はもちろん、歌の合間によさこいダンスや太鼓のパフォーマンス、そしてその一つとしてマジックを披露させていただきました。

【写真】イグアス移住区で開催された紅白歌合戦

首都のアスンシオンを目指す

 イグアス移住区を後にし、パラグアイを走行して首都のアスンシオンを目指します。ブラジルに比べるとパラグアイは運転が静かで走りやすく感じます。またブラジルのようにパンクが起こらないのもよいです。

 日が暮れるとブラジル同様にガソリンスタンドでテントを張らせてもらえるのでこれも助かりました。イグアス移住区を出発して3日後には首都のアスンシオンに到着。

【写真】パラグアイもガソリンスタンドでテント

 というわけで今日は以上です。

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