イタリア南部の大都市ナポリ。世界遺産に登録されているナポリ歴史地区を有し、また近郊には巨大なポンペイ遺跡や青の洞窟で有名なカプリ島などもあります。
今回はこのナポリの地下鉄やバスの乗り方、また乗車券の解説です。
ナポリ地下鉄
ナポリには地下鉄が走っています。しかし東京のように複雑なものではなく、地下鉄と呼ばれるのは2線のみ。

一見するとナポリ近郊路線は多く見えますが、上の路線図はナポリのかなり広範囲になっています。実際にナポリ中心街を移動するのであれば、地下鉄Linea1とLinea2です。
バス
ナポリ地下鉄の路線は少ないですが、バスも頻繁に走っています。バスを利用すると更に細かいところまでアクセスできます。
フニコラーレ
フニコラーレはナポリの新市街とボーメロを結ぶケーブルカーです。ここのチケットも地下鉄1と同じanmが運営しています。
チケット購入方法
地下鉄Linea1、バス、フニコラーレはanmという共通の会社が運営しているのでチケットの購入方法は同じです。自動発券機やタバコ屋などで購入できます。
地下鉄Linea2はイタリアの鉄道会社であるTrenitaliaが運営しているのでトレイイタリアの自動発券機で購入できます。
一回券は2019年12月の時点で1.1ユーロおよそ133円です。
ナポリの地下鉄Linea1の入り口前には自動発券機があります。自動発券機には下の写真の様に3種類あります。
またナポリの発券機は故障していることもありますので注意してください。
・タバコ屋
イタリアではタバコ屋で地下鉄やバスのチケットが購入できます。
チケットはイタリア語で「biglietto」と言います、店員さんにビジェットと伝えます。
・キオスク
タバコ屋の他駅付近のキオスクでもチケットを購入できます。
ただし、地下鉄駅付近のキオスクに限ります。
チケットの種類
ここで紹介するチケットの種類はナポリ地下鉄Linea1およびバス、フニコラーレ線でのチケットの種類です。地下鉄Linea2はイタリアの鉄道と同じ扱いです。
・1 回券
文字通り一回の乗車に有効な乗車券です。1.1ユーロ
・90分券
最初に乗車し刻印した時から90分有効のチケットです。90分有効ですが、地下鉄利用は1度だけです。
バスは時間内であれば何度も乗車できます。
チケットの名前は「ORARIO 90 MINUTI」オラリオ ノベンタ ミヌーティと言います。
1.6ユーロおよそ193円です。
・1日券
1日有効な乗車券です。1日と言っても最初に乗車した同日のみ有効となっています。ローマの1日券は最初の刻印から24時間ですが、ナポリは違いますので注意してください。ナポリの場合は最初の刻印の同日の夜中0時まで有効となっています。
1日券は3.5ユーロおよそ423円です。1日券は「GIORNALIERO」ジョルナリエロと言います。
地下鉄などは一度乗ると1.1ユーロかかり、往復で2.2ユーロとなります。2ヵ所以上を訪れる場合には1日券の方が断然にお得となります。
またバスはもちろんフニコラーレにも乗車できます。ただしLinea2は乗車できません。
要注意
ナポリの地下鉄および、バスにはスリが多いといわれています。実際に被害にあう旅行者も少なくありません。
地下鉄の乗る際は貴重品を必ず体の前面やカバンの奥底にしまうようにしてください。日本の感覚で後ろのポケットなどに携帯電話や財布を入れたままにするのは危険です。
背負うタイプのリックサックなども前面に回しておいた方がよいでしょう。腰のウェストポーチなどもチャックを勝手に開けられてスられることがあるので注意してください。
スリは一人ではなく集団で行なわれることも多いので、複数人のグループに囲まれたらそこから抜け出るようにしてください。特に混んでいる地下鉄やバスに乗る時には要注意です。
今回は以上です。
<関連リンク>
・【写真付き解説】ナポリ地下鉄Linea1の乗り方
・【写真付き解説】ナポリ地下鉄Linea2の乗り方
・【写真付き解説】ナポリ中央駅出口の解説
・【写真付き解説】ナポリ中央駅の荷物預り所の場所
イタリア行き最安航空券を検索
最安で快適ナポリのホテルを検索