世界遺産登録数世界一を誇るイタリア。
ローマ、フィレンツェ、ベネチアと名だたるな観光地をあげればきりがありません。
それどころか歴史の長いイタリアは世界遺産に登録されてなくても見所が沢山あります。
今回はブーツの形をした南イタリアのかかとの部分、プーリア州の穴場的観光地を7つ紹介いたします。

プーリア州とは
プーリア州はイタリア南部に細長く伸び、アドリア海とイオニア海に面する州です。

ギリシャに近く、海に面した港町の歴史は古く紀元前8世紀には既に発展した都市があったという話です。
プーリア州で有名な世界遺産といえば、石の三角屋根の家が連なるアルベロベッロですが、今回は穴場ということなので世界遺産の観光地以をあげてみました。
<関連リンク>
【写真付き解説】イタリア、バーリ中央駅からバスでのアルベロベッロへ時刻表あり
プーリア州の州都はバーリ市には国際空港があるのでイタリア国内はもちろん、イタリア国外からも簡単にプーリア州にアクセスできます。
【写真付き解説】簡単バーリ空港からバーリ中央駅への行き方、私鉄利用
南のフィレンツェと称されるレッチェ
レッチェはイタリアのかかと部分に飛び出した半島の中部に位置しています。
この街に足を踏み入れて、驚いたのは建物の装飾が美しいこと。聞くとレッチェの街は石灰岩の彫刻が有名で、バロック様式の建造物の宝庫。

バロック様式の建物が並ぶ街並み美しく、歴史も長く紀元前12世紀から続くそう。

イタリア南部の街というとナポリやバーリの様に少し混沌としたイメージを抱きますがレッチェにはそういった雑踏はなく、上品でのんびりした雰囲気が漂っています。

南のフィレンツェとも呼ばれるレッチェ、是非一度は訪れてみたい街です。
<行き方>
バーリ(Bari centrale)から鉄道でレッチェ(Lecce)で下車。所要1時間半から2時間。
【写真付き解説】プーリア州バーリからレッチェへの鉄道での行き方
丘にある白亜の街オストゥーニ Ostuni
プーリア州を旅行している時に地元の人に勧められた街がオストゥーニ。白壁の町だから一見の価値ありとよく言われました。

オストゥーニは小高い丘の上にあり、遠くから見るとオリーブ畑に囲まれ白く輝く街が目立ちます。
町の中ももちろん真っ白、お土産屋が立ち並ぶ小さい町。高台に登ればアドリア海が遠くに望めます。

町自体は小さいので数時間から半日の観光で十分でしょう。
<行き方>
バーリ(Bari centrale)から鉄道でオストゥーニ(Ostuni)下車。1時間ほど。駅から旧市街地までおよそ4kmあり。
橋からの景観が素晴らしいPolignano a Mare
アドリア海に面したポリニャーノ。旧市街には歴史のある建造物が立ち並び中世の趣があります。

日本のガイドブックでは殆ど取り上げられませんが、イタリア人の間では有名なリゾート。
このポリニャーノの見所は両側を断層に囲まれたビーチ。

そしてもう一つ、ポリニャーノにはプーリア州では有名なジェラート屋さんがあります。その名も「IL SUPER MAGO DEL GELO」このお店のジェラートは他の店とは違って独特のもの。手作りでこの店だけのオリジナルです。

住所はPiazza Garibaldi,22 Polignano A Mare(BA)
このお店のジェラートは有名でこれを食べにポリニャーノに来る人がいるほどです。ポリニャーノを訪れた際には是非食べてみてください。
<行き方>
バーリ(Bari Centrale)からポリニャーノ・ア・マーレ(Polignano a Mare)鉄道で40分から50分。
プーリア州の州都バーリ Bari
イタリアは各州に州都がありますが、プーリア州の州都がバーリ。

バーリはアドリア海に面した都市で人口は32万人。

きっちり区画された新市街と港町として栄えた旧市街があり、旧市街は小道が網の目のように入り組んでいます。

碁盤の目に区画されている新市街は活気があり、多くの人が行き交い、駅前から伸びる歩行者専用道のスパラーノ通り(Via Sparano da Bari)には多くのブランド店が並んでいます。

新旧二つの顔を持つバーリはプーリア州の交通網が集中しており、プーリア州を周るのであればまず訪れたい都市です。
実際、バーリには空港があり、またローマやナポリから到着する鉄道駅やバスの停留所があります。プーリア州の旅行はバーリを起点にすると周りやすくなります。
<行き方>
ローマから鉄道でバーリ(Bari Centrale)まで5時間~。
ローマから飛行機でおよそ1時間。
【写真付き解説】簡単バーリ空港からバーリ中央駅への行き方、私鉄利用
ブーツの形のイタリア最南端サンタマリア・ディ・レウカ Santa Maria di Leuca
サンタマリア・ディ・レウカはブーツの形をしたイタリアのかかとの最南端になり、アドリア海とイオニア海が混ざる地点になっています。
日本でいうと、丁度北海道の宗谷岬や、鹿児島の佐多岬のような最果ての地。
最果ての地といっても何もないわけではありません。ここはリゾート地として開発されているのでホテルやレストランがあり、のんびりとすごすことができます。

このサンタマリア・ディ・レウカは地図でも一目で分かる地点。地図を見ながら「ここにいったな~」と思い出に浸れる場所ではないでしょうか。
<行き方>
バーリ(Bari Centrale)から鉄道でレッチェ(Lecce)レッチェでバスに乗り換えおよそ2時間。
迷路の様な旧市街モノーポリ Monopoli
モノーポリの街もアドリア海沿いに面した城壁に囲まれた港町。先のポリニャーノよりは規模が大きく、その分旧市街も大きく複雑になっています。州都のバーリから南におよそ40km、人口約5万人の街。
この街も歴史が古く、紀元前100年くらいからあるそうす。石畳の細い路地、両脇に連なる古い建物。旧市街散策と中世の世界に迷い混んだような気持ちにさせてくれるでしょう。

<行き方>
バーリ(Bari Centrale)から鉄道でモノーポリ(Monopoli)下車、所要およそ30分。
海沿いの小粋な街バルレッタ Barletta
プーリア州の穴場紹介の最後はバーリの北およそ60kmに位置するバルレッタ。
このアドリア海沿いは歴史があり粒ぞろいの街が続いていますが、中でも印象に残っているのがこのバルレッタの街。

それほど大きくない規模でありながら街の中には歴史を感じさせる建造物が散見し。街並みの洗練されたものに感じました。
<行き方>
バーリ(Bari Centrale)から鉄道でバルレッタ(Barletta)下車、所要およそ40分。
まとめ
今回は穴場ということなのであまりガイドブック等に紹介されていないような穴場的な場所を紹介させていただきました。
近年は格安航空であるLCCの交通網が発達しているのでプーリア州も気軽に訪れられるようになりました。是非、気軽にプーリア州を訪れてみてください。
本当にイタリアは見所が満載。時間をかけてゆっくりと旅行したい国のひとつです。
[kanren postid=5342]
[aside type=”normal”]片言でもイタリアを語使うとイタリア人は大喜びです。お勧めのは指さし会話帳です。
【写真付き解説】プーリア州バーリ中央駅からバーリ空港への鉄道での行き方
【写真付き解説】イタリア、バーリ駅のインフォメーションとスーパーマーケット
イタリア行き最安航空券を検索

最安で快適プーリア州のホテルを検索
