2020年3月7日にミラノやベネチアなどの北部の都市閉鎖が発令されました。
イタリア北部は経済活動の拠点となっており、イタリアの経済的損失は大きといえます。
・3月7日夜、北部の人々が閉鎖前に大移動、多くはイタリアの南部へ。
・3月9日夜 全土閉鎖発表
・3月10日 全土閉鎖施行
・3月11日 薬局、食料品店以外は休業
感染者10590人、死亡827人となっています。
やはりイタリアのコロナウィルスの勢いはとどまらず、死亡率がWHOの発表よりも高い水準になっています。
2020年3月12日
感染者12839人、死亡1016人となっています。
2020年3月13日
感染者数14955人、死亡1266人となっています。
2020年3月14日
感染者17750人、死亡1441人となっています。 後日3月14日の死亡を確認したところ1966人に変更されていました。
2020年3月15日
感染者20603、死亡1809人となっています。
2020年3月16日
感染者23037人、死亡2158人
2020年3月17日
感染者数26062人、死亡2503人
2020年3月18日
感染者数28710人、死亡2978人、回復4025人
3月18日以降の感染者数はイタリアで新型コロナ感染者が多く、死亡率が高いのはなぜか推測に記載しています。
参照サイト:http://www.salute.gov.it/nuovocoronavirus
イタリア北部から移動する人々
イタリア北部の都市閉鎖は突然に決定されました。
イタリア政府は8日、経済都市ミラノがあるロンバルディア州など北部地域を同日から大規模に封鎖すると発表した。他の地域への移動を制限して、国内人口の約4分の1にあたる住民約1600万人を隔離する。(参照:サイト)
これを受けたイタリア北部の人々は都市が閉鎖される前に南部に逃れようと多くの人が移動を試みました。
そのためミラノ中央駅は大混雑となりました。
2日後には全国閉鎖発表
イタリアの北部の閉鎖が施行されてからわずか2日後に今度はイタリア全土の都市が閉鎖となります。
イタリアのコンテ首相は9日夜(日本時間10日朝)、北部地域に適用していた移動制限を10日から全土に拡大すると発表した。(参照:サイト)
北部の閉鎖から全土が閉鎖状態になり、不要不急の移動は控えるように、また自宅で過ごすようにとのことです。
この施策は2020年4月3日までを予定されています。
イタリア全土閉鎖実際のところ
全土閉鎖が施行後、ナポリの街を買い物に出かけてみました。
・人の通りは少ない。いつもの5分の1ほど
・交通量も普段よりだいぶ少ない。
・駅は人がまばら。時刻表にはローマやミラノ行きの時刻が表示されていた。
・バールやレストランは午後の6時までは営業が可能。
といったような状況でした。
3月11日更に追加措置
全国閉鎖が施行されてから更に2日後にさらに追加措置を発表しました。
イタリアのコンテ首相は11日、全土で飲食店などの店舗を2週間閉鎖すると発表した。(参照:サイト)
これはイタリア全土閉鎖後、更に薬局や食料品販売店以外は2週間閉鎖という措置です。
全土閉鎖の時点ではバールやレストランは営業していましたが、今度の追加措置でそれらは営業ができないことになります。
イタリアのコンテ首相は「今が大事な時、数週間後には成果が見られるだろう」と言っています。
全土封鎖、お店の休業と大胆な措置ですが、これが功をなすとよいですね。
<関連リンク>
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