見どころ、食べどころの多い南部の都市ナポリ。
ナポリにも地下鉄があり利用できると何かと便利です。今回はそのナポリ地下鉄の乗車券、自動発券機の使い方の解説です。
ナポリの地下鉄
複雑な東京の地下鉄に比べるとナポリの地下鉄は主に2本だけなので迷うようなことはありません。
特にナポリ中央駅Napoli Centraleからの市内へ向けての地下鉄はLinea1とLinea2の2本のみです。
またLinea 2はイタリア最大手の鉄道会社であるTranitaliaトレニイタリアが運行しているので乗車券の買い方はトレニイタリアと同じです。詳しくは→【写真付き解説】ナポリ地下鉄Linea2の乗り方
Linea1の乗車券はナポリ市内のバスやケーブルカーを運行しているanm社により運行されていて、これらの乗車券は共通になっています。
ナポリの観光はこのLinea1を利用すると大変便利です。
チケットはどこで購入できるか
地下鉄Linea 1のチケットは1回1.1ユーロ 120円です。
チケットが購入できる場所はいくつかあります。
・タバコ屋
駅の近くにある「T」の字の看板のお店でチケットが購入できます。
・キオスク
日本でいうキオスクの様なお店がイタリアにもあります。
・自動発券機
3番が今回解説する自動発券機になります。ナポリ地下鉄の自動発券機は旧型である場合がおおく、壊れていることもあります。
また人が多く並んでいたりするのでお勧めではありません。
しかし駅や時間帯によっては販売機しかないところもありますので発券機の使い方を覚えておくとよいかもしれません。
写真を見てもらうとわかりますが、発券機にも種類があります。
使い方
上の発券機の写真を見てもらうと分かりますが、ナポリの地下鉄自動発券機は数種類あります。今回は写真の左のタイプ1と右のタイプ2の解説です。
自動発券機の周りには勝手に手伝って小銭を請求してくる人や、お釣りをくれといってくる人がいる場合が、毅然とした態度で対応してください。
・タイプ1
このタイプ1の発券機が一番新しいタイプです。画面を手で直接タッチして操作するタイプの機械です。
初期画面は下の画面です。画面左の「Purchas Ticket」をタッチします。
次の画面で料金の1.1ユーロを確認します、更に複数枚購入したい場合は「+」のボタンを押すと数字が増え、同時にその枚数を購入できます。
購入枚数が1枚の場合はそのまま、画面下部の緑色の部分「Proceed to Payment」をタッチして支払いに進みます。
支払い画面は下の画面です「現金」か「カード」が選べます。チケットは1.1ユーロなのでカードを利用するよりも現金購入をお勧めします。
次の画面で使用できる紙幣と、硬貨が表示されます。
下の画面の例だと、50ユーロ、20ユーロ、10ユーロ紙幣は利用できません、また2ユーロ硬貨も利用できません。
これは機械の状況によりますが、自動発券機に対して高額紙幣は使わない方が賢明です。
日本ではお釣りがしっかり出てきますが、イタリアの自動販売機はお釣りが出てこないなどのトラブルもありますので、高額紙幣は使わないようにしてください。硬貨がお勧めです。
高額紙幣しかない場合はキオスクやタバコ屋で購入します。
下の赤枠の部分からコインを投入します。
一枚の場合1.1ユーロを支払うとチケットが排出されます。お釣りも同じ場所に出てきます。
これでチケット購入完了です。お釣りを取り忘れないようにしてください。
・タイプ2
タイプ2の自動発券機は画面がありますが、横のボタンを直接手で押して進めるタイプです。
初期画面で言語ボタンを押すと画面の文字が切り替わります、英語に切り替えてから1回券の右のボタンを押します。
1回券1.1ユーロの券を何枚購入するかを決めます。「+」の横のボタンを押すと一度に複数枚購入できます。
決定する場合は「ENTER」の右のボタンを押します。
次の画面では購入枚数、1枚当たりの料金1.1ユーロ、そして合計金額が表示されています。確認してよければ、再び「ENTER」の右のボタンを押します。
タイプ1と同様に、使える効果、紙幣が表示されます。高額紙幣は使えても使わない方がよいでしょう。
発券機の上部にあるコイン投入口からコインを投入していきます。
料金が支払われると、下のチケット取り出し口からチケットが排出されます。
チケットを取り出し、完了です。
地下鉄乗車時注意
ナポリに限らず、イタリアの地下鉄ではスリの被害が多発しています。日本では考えられないほどスリが多いので注意してください。
スリは一人ではなく、集団で行動することが殆どです。一人が注意をひきつけ、その間にもう一人がスリをします。
これらの被害を避けるためには
・貴重品をカバンやポケットの浅いところに入れておかない。貴重品はカバンや内ポケットの奥の取り出しにくいところに入れておきます。
・カバンを背中に背負わない、
・怪しい集団が近づいてきたら場所を移動する。
・スマートフォンなどもターゲットになるので地下鉄に乗る時は取り出しにくいところに入れる。
などに注意してください。
この他置き引きやひったくりもあるので、荷物の管理には常に注意が必要です。
今回は以上です。
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