2020年5月4日に大幅な規制緩和が行われたイタリア。
5月18日にさらなる規制の緩和が発表されました。
今回は5月18日の規制緩和でその後の様子です。
さらなる規制緩和
5月4日の規制緩和の時点では飲食店の営業は6月1日から開始。それまではテイクアウトのみという発表でした。
ところが5月17日の日曜日突如以下のニュースが発表されました。
新型コロナウイルスによる死者が一時、世界最多に上ったイタリアで18日、感染拡大防止のため3月から続いていた外出原則禁止措置が解除された。レストランやバール(喫茶店)などの飲食店や美容院の営業も再開。新たな日常生活を模索する「ウイルスとの共存」期間が本格的に始まった。(参照:サイト)
当初は6月1日からの予定が大幅に前倒しされて緩和となりました。
飲食店などは営業再開ですが、まだ州境を超えての移動は許可が必要になっています。
バール
イタリアではどこの街でも見かけるバールですが、5月4日以前はバールは完全に閉店でしたが、5月4日以降は店内では飲食はできませんが、テイクアウトのみの営業をしていました。
5月18日の規制緩和により店内に入りカフェを飲めるようになりました。
しかしまだすべてのバールで店内に入れるようではなく、一部のバールでは入り口にテーブルがあり店内には入れないようでした。
マクドナルド
5月4日からマクドナルドも営業を開始したようですが、店内に入れずに店頭から電話で注文とういうスタイルでした。
5月18日からもこの状態に変化はなく、店内での飲食はできないようすです。
ピザ屋
ピザ屋も営業を開始していますが、やはり店内では飲食できないようでした。
5月4日の時点でピザ屋のソルビッロはテイクアウトのみの営業という記事を書きましたが、5月18日以降もピザ屋はテイクアウトのみのようでした。
下の写真はナポリの老舗ピザ屋のダ・ミケーレですが5月18日の時点ではテイクアウトのみでした。
SUSHIレストラン
SUSHIを扱ううレストランも営業の準備をしていましたが、店内で飲食できるかは不明でした。一件オーナーに直接訪ねたところ5月21日から営業するといっていました。
通りの様子
ナポリのメインストリートであるトレド通りを通過しました。全部の商店は空いておらず閉店しているままの店もあり6~7割ぐらいが営業している感じです。
人通りも以前に比べると少し増えたようです。
イタリア政府は6月3日よりイタリア全土の移動封鎖の解除およびEU圏内からの旅行者の受け入れを発表しています。
今回は以上です。
<関連リンク>
2020年5月新型コロナによる封鎖措置の緩和後のバール、ピザ屋、マクドナルド、ジェラート屋
イタリア、新型コロナウィルスのため全土都市封鎖を5月3日まで延長
2020年2月イタリアで猛威を振るうコロナ新型肺炎、推移と地名解説