2020年5月4日イタリア都市封鎖の規制緩和、街の様子

 2020年5月4日イタリア都市封鎖の規制緩和、第一段階が実行されました。

 この緩和により街の様子がどう変化したかが今回の記事です。

5月4日イタリアの新規感染者は減少傾向
【画面】5月4日イタリアの新規感染者は減少傾向
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都市封鎖開始は

 イタリアの都市封鎖は3月7日から北部、大都市ミラノ付近、また新型コロナウィルス患者が多い地域で限定的に行われました。

 それが3月11日には範囲を拡大しイタリア全土が封鎖となりました。

 この全土封鎖により都市間の移動はできなくなりました。また不要不急の外出も禁止となります。
 
 更に追加措置で、食料品と薬局以外の営業が禁止となりました。

 

ナポリのメインストリートトレド通り封鎖状態
【写真】封鎖時のナポリのメインストリートトレド通りの様子

 当初は2週間を予定していた都市閉鎖でしたが、新型コロナウィルスの感染者の当初の予定とはいかず、都市封鎖の延長が繰り返し、延長となりました。

5月4日より都市封鎖の規制緩和

 新型コロナウィルスの新規感染者、死者がピーク時の半分以下になり、連日減少となり、

2020年5月4日より都市封鎖の規制緩和が実行となりました。

 

イタリアのコンテ首相は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて実施していた外出禁止などの規制を緩和する方針を発表した。人との距離を空けたり、密集したりしないよう対策を取った上で、5月4日から公園を再開し、レストランの持ち帰り営業を認める。(参考:サイト

 これまでは飲食店はもちろん、薬局とスーパーしか営業していなかったので大きな規制緩和となります。

規制緩和後の街の様子

 多くの店が営業を開始し、人の往来も距離を保てばよいということなので、封鎖中に比べて多くの人が路上にでていました。

 ほぼ全員マスクをしていました。

 距離は保っているようにも見えますが、家族は寄り添っている姿が多かったです。

 また若者もあまり気にしてない印象です。

外に人が多くなった
【写真】外に人が多くなった
 飲食店はテイクアウトのみはよいというのでバールが営業をしていました。

 バーの入り口には机が並べられたりしており、店内には入れませんが、注文をするとカフェを入れてくれます。もちろんテイクアウトのみです。

 

バールも営業しているが店内には入れない
【写真】バールも営業しているが店内には入れない

 テイクアウト用にしてくれます。

カプチーノのテイクアウト用
【写真】カプチーノのテイクアウト用

ピザ屋

ピザ屋もバール同様に店内には入れませんが、店の入り口で注文して、テイクアウトを受け付けている店もありました。

ひっそりと営業しているソルビッロ
【写真】ひっそりと営業しているソルビッロ

 いつもは店内に入る順番を待つ人気店でしたが、テイクアウトはそれほど待っている人がいませんでした。

閉店しているディ・マティオ
【写真】閉店しているディ・マティオ
 ナポリの有名ピザ屋のソルビッロは営業していましたが、同じ通りにあるディ・マティオは営業していませんでした。

 順調にいけば飲食店がオープンできるのは6月1日だそうです。

 この規制緩和を受けて今後の状況がどうなっていくかが気になるところです。

<関連リンク>
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2020年3月11日 新型コロナウィルス感染防止のためイタリア全土封鎖
 

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