「ググる」という言葉があるほど検索エンジンとして普及している「グーグル」。
グーグルは検索エンジンの他、地図から写真、ドキュメントとインターネット関連のものであれば扱っているものは無数にあります。
ブログなどを書いていると、グーグルの検索により記事に辿り着いてくれるのが多いのが現状です。
今回はグーグルからペナルティを受けるとどうなるか、そして回復に至るまでの過程を書きました。
検索流入が重要
通常ブログや情報記事を書いている人にとってグーグル検索の順位というのは大事です。なぜなら多くの人がグーグルで検索し、ページの上部に表示されたサイトを訪れるからです。
特にグーグルで検索された場合は最初の1ページ目に掲載されるかどうかでそのページのアクセス数が大きく変わってきます。
そこで皆こぞって少しでも検索の順位が上がるように、対策をしているわけです。
見えないところで人気キーワードの1ページ目の掲載を競い、熾烈な戦い繰り広げられています。
順位の入れ替わり
検索ページの1ページ目に掲載されたからと言っても安心できません。なぜならグーグルは常にどのページが検索者にとって有効なのか、役に立っているのかなどの情報を収集し、それをまた検索結果に反映させます。
サイトを持っている人に恐れられるのがこの順位の入れ替わりです。
通常は近い順位の上下なのですが、情報収集分析の変化や、グーグルの意に反したサイトなどが一気に順位を落とされるわけです。
サイトを持っている人の間では、アルゴリズムの変化やグーグルのペナルティと呼ばれるものです。
そして今回はそのペナルテについてです。
ペナルティには2種類
グーグルが行うペナルティには2種類あると言われています。簡単に
・手動
・自動
とのことです。
文字通りグーグル関連の人が目視して判断を下すのが「手動」と呼ばれ、機械というかプログラムが行うのが「自動」ペナルティと呼ばれています。
サイトにこれらのペナルティを課せられると、検索順位が一気に下がります、またグーグルの検索に掲載されないようになります。
故にアクセス重視のサイト経営をしている人には死活問題となります。
ペナルティを課されるともう、このまま未来永劫にそのサイトは検索上位に戻れないかというとそうでもありません、手動、自動ともに解決策と言われるものがあります。
手動ペナルティ
手動で行われたペナルティの場合、サイトを分析するツールである、グーグルコンソールにペナルティとなった旨の連絡がきます。
つまり、グーグルコンソールにこのメッセージが来たらサイトは何らかの手動ペナルティを受けたことになります。
しかし手動ペナルティの場合はペナルティの原因が記述されており、それを改善し、解除のリクエストを出し、改善が認められることにより解除されるよです。
やっかいなのが次の自動ペナルティの方です。
自動ペナルティ
ある日突然、アクセス数が激減、検索順位を調べると、すべてが大幅にダウンしている、グーグルコンソールにもメッセージが来ていない。
こういった場合は自動ペナルティの場合考えられます。
グーグルのヘルプセンターによると「自動ペナルティ」というものは存在せず、ただ単にグーグルのアルゴリズムの結果であるという話です。
しかし当事者からしてみると、昨日まで順調に上位に掲載されていたサイトのすべてが大幅に順位下落していたら、もうペナルティというか何かの罰ではないかと思います。
更に、自動ペナルティは原因を指摘してくれるメッセージもないので、自分で原因を突き止めなければなりません。
グーグルが言うにはグーグルのガイドラインに沿ったサイトが検索上位に来る
・視聴者にとって有効であるか
・内容は重複していないか
など多くのチェックポイントがありそれらがアルゴリズムに影響を及ぼすとのことです。
自動ペナルティを実際にうける
著者はこのサイトをはじめ2つほどサイトがあるのですが、ある日、何気に自分のサイトを検索したところ検索結果に全く表示されません。
「あれ？おかしいな」
と思い、他のキーワードでも検索してみます。やはり、検索結果に表示されません。
これは本格的におかしいとグーグルアナリティクスを見ると、アクセス数がガタ落ちというか限りなくゼロに近い状態です。
これはもしかして「グーグルのペナルティでは？」と考え始めました。
検索順位をチェックするサイトもあるのでまとめて、キーワードを検索すると「グーグル」「ヤフー」は見事に順位が落ちていて、「Bing」だけ順位が変わりません。
ヤフーはグーグル基準の検索エンジンなのでもうこれはグーグルのペナルティ以外は考えられません。
慌ててグーグルコンソールを見ますが、メッセージは特になし。
ネットを調べると「手動、自動のペナルティ」があることが分かりました。
またネット上にはそれらのペナルティを受け、順位が下がった場合の解決方も書いてありました。
自分の場合の解決になるかわかりませんが、アクセスが下がったので失うものはありません、色々と試しました。
最近の変更を振り返る
ツイッターなのでグーグルのアップデートがあったのかを確認しましたが、そのような情報はありません、つまり自分のサイトだけ問題が発生したわけです。
というわけで最近のサイトに関する変更を振り返ります。
ワードプレスを利用していますが、サイトのヘルスという欄があり、データーベースのSQLのバージョンが古いというので1週間ほど前にデーターベースのSQLをアップデートしました。
それからついでにPHPもアップデートを試みました。
結果ワードプレスのサイトヘルスは良好になりました。
これが問題とは考えられません。
それから一部のサイトをSSL化したのを思い出します。もしかしたらと思い、グーグル検索すると、SSL化した場合、httpサイトも残っているのでリダイレクトの指示が必要というのを見ました。
実はhttpサイトが残っているを確認しています、しかしいずれ放っておけばhttpの方へはアクセスがなくなるだろうと踏んでいたのですが、グーグルからすると完璧なコピーサイトが存在しているわけです。
これが怪しいとなりましたので、ネット上の情報から301リダイレクト記述をhtaccessに加えました。
とりあえず、これで様子を見ようと思いました。
それからもう一つ思い当たる節がありました。
低品質記事削除
グーグルは役に立たない低品質な記事も好まないという旨がありました。今まで放置していおいたのですが、SSL化により低品質記事も2倍になったわけなので少しでも要因を取り除こうと記事を下書きステータスに戻しました。
サイト初期のころはアクセスを期待せずに日記みたいな走り書きが多かったので、それらの多く70記事弱を削除しました。
とりあえず思いつく処置をしたので、これでもサイトが復帰しないのであればまた新たなドメインを取得しようかと思っていました。
突如戻る
いくつかの自動ペナルティに関する記事を読むと、いつペナルティがなくなるか、順位が戻るか不明であるというようなことが書かれていたので、「まぁ気長に」と考えていました。
処置を行ってから2日後、再びキーワードで検索してみると、検索結果1ページ目に戻ってきていました。以前と同じ状態です。
いくつかのキーワードで検索してみましたが、ほぼ以前同様に戻ったといえます。
順位が落ちてからトータルで4日ほどで戻りました。
グーグルの自動ペナルティを受けた人がいたら参考にしてください。
今回は以上です。
＜関連リンク＞
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