イタリアの街を散策していると必ず見かけるバール。
バールはカフェを飲むところであり、地元の人が交流する場所でもあります。
バールは日本の喫茶店とは少々違います。
今回はバールを訪れた時に簡単に注文できる定番のカフェを5種類を解説します。
バールとは
イタリアのどこの街でも見かけるバールとは一言でいうと「気軽に立ち寄れるカフェ」といったものです。
日本では同じようなカフェはありませんが、しいて言うのでればコンビニエンスストアの淹れたてコーヒーの部分に似ています。
ちょっと立ち寄りコーヒーだけを飲み、サッと店を出ていくというイメージです。
コンビニエンスストアは様々な商品を取り扱っていますが、バールは基本的に飲み物と簡単なスナックぐらいです。
またコンビニの場合、コーヒーを入れてもらったらほぼテイクアウトしますが、バールでは店内で飲む人が多いです。
飲み物を扱うので日本でいう喫茶店かと思われるかもしれませんが、喫茶店ほどかしこまっていません。
喫茶店の場合、入店したら、まず席に案内されて、そこで注文をして、運ばれてきた飲み物を飲むというパターンですが、バールはもっと手軽です。
店に入るとカウンターがあり、そこで飲みたいものを注文し、カウンターに出された、飲み物を飲んで終了です。
またバールによっては店内に座席、外にテラス席があるお店もあります。店内で立ち飲みするのと席に座って飲むのでは料金が違いますので注意してください。
テラスなどの席に座り、ウェイターさんに注文し、運んでもらうと料金が高くなります。
メニューはほぼ決まっている
バールのメニューはイタリア全土でほぼ共通と言えます。地方により特殊なメニューもありますが。定番と呼ばれれるメニューは、北のミラノから南のシチリアまで一緒です。
ですからバールに入ってメニューを見て注文する人はほぼいません。バールには何があるか知っているからです。
一度バールのカフェにはどんなものがあるかを覚えてしまうと、どこのバールに行っても注文できます。
今回はバールの超定番カフェを紹介します。
価格はすべてカウンターで飲んだ場合の目安です、1ユーロ120円で換算しています。
バールと言ったらこのカフェ
バールで最も注文率が高いのはカフェです。
日本でカフェというとカップ入った、コーヒーをイメージしますが、イタリアの定番カフェはエスプレッソのことです。
なのでバールで「カフェ」と注文すると、このエスプレッソが出てきます。
エスプレッソはコーヒー豆からエキスを抽出したものをそのまま飲みます。
なので日本のコーヒーからするとかなり量が少なく、そして苦いほど濃厚です。
好みに合わせてカウンターに置いてある砂糖を入れます。
料金は0.8~1ユーロ 96~120円です。
カフェマキアート
カフェに続いてはカフェ・マキアートです。
マキアートはイタリア語で「染みのついた」と意味しています。つまり染みのついたカフェ、この染みはミルクを意味しています。
イタリアでカフェはエスプレッソなので、エスプレッソに少量のミルクで「染みをつける」といった飲み物です。
エスプレッソに少々ミルクが入っているので若干、苦みは和らぎます。
価格はエスプレッソと同じく0.8~1ユーロ 96~120円です。
カプチーノ
日本でもおなじみのカプチーノです。
バールでのカプチーノはエスプレッソに泡立てたミルクを注いだものです。
エスプレッソに対して多めのミルクが加わるので苦みがなく、飲みやすくなります。
量も通常のカップを利用したものになります。
料金は1.2~1.5ユーロ 144~180円です。
カフェアメリカーノ
これが日本でよく飲まれているコーヒーになります。
カフェ・アメリカーノとはアメリカ風カフェという意味です。
エスプレッソにお湯を足したものです。イタリアの人は注文しないメニューですが、エスプレッソが濃い場合や外国人が注文します。
お好みに合わせてお湯を入れてくださいということで、お湯が別についてくることもあります。
価格は1.2~2ユーロ 144~240円。
カフェ・ラッテ
カフェ・ラッテはエスプレッソにミルクを加えたものです。カプチーノは泡立てたミルクを加えますが、カフェラッテは泡立てていないミルクを加えたものです。
ミルクでエスプレッソが薄くなるのでコーヒーの味は薄くなりますが、苦みはありません。
ガラスのグラスで出してくれるカフェもあります。
またカフェラッテには冷たいミルクを加えたものもあります。
価格は1.5~2ユーロ 180~240円。
他にも沢山のカフェがある
今回紹介したものは旅行者でも頼みやすい5種類のカフェです。
この他バールにはお酒を加えたエスプレッソや、カフェインを抜いたカフェなどもあります。
興味がある方は関連リンクを参考にしてください。
イタリアではどの街でも見かけるバール、日本でいうところの喫茶店のようなところですが、もっと手軽に利用できる場所です。 バールの利用方法については何度か書いていますのでそちらを参考にしてください。 →イタリア バールBARの入店か[…]
今回は以上です。
<関連リンク>
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