インターネットが普及したが現在、以前比べて個人の旅行が非常に簡単になりました。
大人気の旅行先であるイタリアでもひとりで航空券の手配から現地のホテルの予約までインターネットを通じて日本にいながらにいてできます。
今回はイタリアをひとりで旅行した場合の危険についてです。
凶悪犯罪は少ない
イタリアをひとりで旅行した場合、旅行者が強盗や殺人に巻き込まれるといった事件は稀です。
イタリアを北から南まで旅行しましたが、そういった類の事件に旅行者が犠牲になったという話は聞いたことがありません。
しかしながら、スリ被害にあった、ミサンガを売りつけられたとう話は複数人から聞きました。
イタリアをひとりで旅行する場合の危険はこういった盗難にあるといえます。
特にスリや置き引きは在イタリア日本大使館の犯罪被害情報のページから見ることができます。
この犯罪被害情報のページからも明らかですが、とにかくイタリアで邦人が被害者となるケースは、スリと置き引きです。
気を付けるべき危険は
ツアーではなく、ひとりでイタリアを旅行する場合はとにかく、スリ、置き引き、そしてひったくりの被害を防ぐことです。
いずれの犯罪も徹底的に注意し防犯対策をすれば未然に防げます。
・スリを防ぐ
スリは現地に不慣れな旅行者のスキを狙って行われます。
旅行者はどうしてもスキができやすくなります。
例えば
東京在住の人が、東京駅から新宿に向かう場合は、すぐに山手線に乗れば行けるというとを知っていて、また切符を買うにも料金表を一目見てすぐに分かり、購入も問題ありません。
ところが海外から東京に来たばかりの人は、まず自分がどこからどういけば新宿に行けるのかと電車の路線図を眺めます。
しかも駅名が多いですし、探すのも大変です。この間、路線図に集中します。地元の人では何ともない動作、行動も旅行者は集中力を使かわねばなりません。
こういった旅行者にありがちなスキをついてくるのがスリです。
これを防ぐにはとにかくスキを作らないことです。
またこういった状況になっても荷物をシッカリ、スられないように対策しておくのが重要です。
先ほどの例で例えると
初めて見る路線図に集中しても、荷物は自分の体の正面で抱え、スマートフォンは内側のポケット、貴重品は服の下の貴重品袋のに入れておきます。
こうしておけば、どんなに路線図に集中しても、スリがスるのは至難の業です。
このように対策しておけばスリの被害から回避できます。
・置き引き
置き引きも基本的はスリと同様にスキを作らないことが重要です。
これに加えて、荷物から離れないというのが置き引きを防ぐ方法です。
置き引きというと大きな荷物の盗難をイメージしますが、小さいものスマートフォンや貴重品袋なども置き引きの対象になります。
よくあるのがレストランなどでテーブルの上の置いておいたスマートフォンがなくなることや、ホテルなどの朝食の時にテーブルに置いた貴重品がなくなるなどです。
これも常に大事なものは体に身に着けておく、スーツケースなどは体で抑えておくなどで防げます。
・ひったくり
スリ、置き引きに比べてひったくり被害は多くありませんが、時々ひったくりの話を聞きます。
ひったくりを防ぐにはひったくられないような荷物の持ち方をすることです。
以上の様にすることでイタリアで多いスリ、置き引き、ひったくりを防犯できます。
以前に記事で詳しく書いていますのでそちらも参考にしてください。
このところイタリアの治安や犯罪についていくつか記事を書いています。 そして、やはりイタリアを旅行する個人が気を付けなければならないのはスリと置き引きかなと改めて思っています。 イタリア旅行をしていると本当にスリの被害に遭った人が[…]
危険な人たち
スリなど以外でもひとりで旅行をしていると話しかけてくる人がいます。
大抵の場合、相手から話しかけてくるのは何か下心があるので注意してください。
よく聞くのが、ミサンガをプレゼントする、ミサンガ詐欺、そして署名を集めていますという署名寄付です。
・ミサンガ詐欺
これはローマやミラノに多いのですが、フレンドリーに話しかけてきて腕にミサンガを縛り付けます。プレゼントと言ってても法外な金銭を請求されるので絶対に受け取らないようにしてください。
ミサンガを受け取らないようにすれば、それだけで防げます。
・署名寄付
路上で「ドラッグ撲滅」や「アルコール依存撲滅」などのスローガンを掲げ、署名を求めてくる人たちがいます。
署名をすると署名だけでなく、寄付も必要となり、寄付を迫られます。
寄付も最低金額が決まっていたりと怪しいので署名はしないでください。
夜の街で飲み歩くのは危険
イタリアではバールといったカフェの簡易版の様なところでもお酒が簡単に飲めます。
また土曜日、金曜日となると多くの若者が夜遅くまで飲んでいる場所もあります。
もちろん、そういったところではお酒を少々飲んでも大丈夫です。しかし深酔いするのは危険です。
酔っぱらいは犯罪者のよい標的になります、また注意力がなくなるので犯罪にもあいやすくなります。
ホテルの中やホテルの近くで少々飲むのがよいでしょう。
夜は日中に比べて人の目の行き届かない場所が増えるので慣れない場所であれば出歩かない方が賢明です。
イタリアは軽犯罪を気を付ければ一人でも旅行しやすい国です。
犯罪に気を付けてイタリアを楽しんでください。
今回は以上です。
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