LCCが頻繁に発着するようになったブルガリアの首都ソフィア。
ヨーロッパ内からのアクセスが容易になり近年は訪れる旅行者も増加傾向にあります。
今回は首都ソフィアで利用するととても便利なタクシーアプリTAXMEについてです。
ソフィアタクシー事情
ブルガリアの首都ソフィアではタクシーは黄色い車体をしていて目立ちます。
まず空港に到着したら、空港の外にも多くのタクシーが待機しており、ソフィアの街中でもタクシーが待機しているのをよく見かけます。
しかし外務省の海外安全情報のブルガリアのページを見ると分かりますが、ソフィアではタクシーのトラブルが多いようです。
・ソフィア空港やソフィア市内中心部では，法外な料金を請求する，いわゆる「ぼったくりタクシー」の被害がみられます。タクシーはメーター制ですが，始めから少し高い料金が設定されていたり，料金メーターの不正改造により通常の倍以上の値段を請求されることがありますので注意が必要です。
・旅行者が，ソフィア空港から中心部のホテルまでタクシーを利用したところ，メーター表示料金が通常のレート以上に上がっていき，一般的には15レヴァ前後の料金であるところを，最終的には60レヴァを請求された。
・料金精算時に小額の紙幣を持っていなかったため高額紙幣を出してお釣りを求めたところ，お釣りが返されず，メーター表示料金の3倍近くの額を支払わされた。
というようなタクシートラブルが報告されています。
こういった事例を見るとソフィアでタクシーを利用するのは問題が多そうに見えます。
そこでTAXIMEというアプリを使うとそういったことが防げます。
ここが便利！アプリTAXIME
ソフィアでのタクシーのトラブルを防ぐためにTAXIMEというスマートフォンのアプリを利用するとトラブルを防ぐとことができます。
TAXIMEのアプリダウンロードは
グーグル→TAXIME
アップル→TAXIME
からできます。
TAXIMEの便利なところは
・目的地も設定できるのでドライバーに伝える必要がない
・料金トラブルがない、起きてもすぐに報告できる
等があります。
タクシーを目の前まで呼べる
TAXIMEアプリを利用するとタクシーを呼べる場所を指定できます。地図上の「PICK ME UP HERE」を設定で、その場所までタクシーを呼べます。
電話であれば口頭で住所を伝えなければなりませんが、TAXIMEではそれが不要です。地図をクリックするだけ。
GPS連動で自分が現在どこにいるかも明確なので目の前までタクシーを呼べます。
入り組んだ細い路地の場合でもキチンと指定の場所まで来てくれるので非常に助かります。
目的地を伝える必要がない
通常タクシーに乗ると目的地を伝えなければなりません。タクシードライバーによっていは目的地の場所を知らなかったり、地図を見せたりして行きたい場所を指定します。
しかしTAXIMEアプリを使えばその必要はありません。
なぜならタクシーを呼ぶ時に目的地も設定するからです。
呼ばれたタクシーの運転手は既にお客の目的地を知っていて、タクシーに乗り込んだらそこまで行ってくれます。
タクシーを呼ぶ場合同様に口頭では伝えにくい入り組んだ路地の先まで行ってくれます。
料金トラブルがない
3番目の理由ですが、これもTAXIMEを勧める大きな理由です。
ソフィアではボッタくりタクシーが多いとの報告ですが、このTAXIMEを使うと、それを防ぐことができます。
なぜならこのアプリを通じて配車してもらったタクシーはすべてタクシーの車種、ナンバープレート、運転手の名前が登録されているからです。
仮に問題が起こったとしても、タクシードライバーの特定がすぐにできますし、アプリを通じてクレームを伝えることができます。
ドライバーもナンバープレート、名前が登録されているのでボッタくりなどしません。
TAXIMEアプリの問題点
タクシーを利用するのにとても役に立つTAXIMEですが、これを利用するのに問題が二つあります。
・日本語のアプリはない
などがあります。
インターネット環境が必要
TAXIMEはオンラインアプリなので利用するにはインターネット環境が必要です。
EUでインターネット利用できるSIMを持っている場合はブルガリアはEU圏になるのでそのまま使えます。
日本でSIMフリー携帯を使っている人は多国で利用できるSIMが必要です。
また日本から短期旅行でブルガリアを訪れる場合はレンタルのポケットWIFIなどが便利です。
空港で受け取り、空港で返還できるイモトのWIFIなど旅行に向いています。
詳細は→【公式】海外行くなら！イモトのWiFi｜海外WiFiレンタル
日本語のアプリがない
2020年9月の時点ではTAXIMEの日本語バージョンはありません。
日本語話者の場合は英語で利用することになります。
しかしタクシーを呼ぶ「PICK ME UP HERE」と下車場所の「DROP ME OFF HERE」と「REQUEST」だけで操作ができますので、基本の英語で問題がありません。
実際の使い方
TAXIMEアプリの使い方は簡単です。
・「DROP ME OFF HERE」で下車場所を指定
・「REQUEST」で配車してもらう
・目的地に着いたら料金を支払って下車
といった具合でシンプルです。
アプリを起動するとすぐに「PICK ME UP HERE」画面になります。
乗車したい場所をにタグを移動して「PICK ME UP HERE」タグをクリックします。
すると画面が切り替わり、次は「DROM ME OFF HERE」の設定画面になります。
地図の中から下車したい場所を選んで「DROM ME OFF HERE」のタグをクリックします。
この二つが決定すると「REQUEST」のページになります。
画面下部の「REQUEST」をクリックすると配車が決定され、近くにいるTAXIMEに登録されているタクシーが乗車ポイントに向かうという表示が出ます。
おおよその待ち時間も表示されます。
この向かっている状態も画面にオンタイムで表示されます。
タクシーが到着したら、画面に表示されているタクシーナンバーと同じか確認して、同じであればタクシーに乗り込みます。
TAAXIMEで配車してもらったタクシーは黄色で「TAXIME」のロゴが入っている場合が多いですが、緑やロゴのないタクシーもあります。
日本のように自動ドアではないので、自分でドアを開けて乗り込みます。
運転手は既に目的地を知っているのでそのまま走りだします。
TAXIMEのアプリでも現在走行中の場所がオンタイムで更新されます。
目的地に到着したら、メーターに表示された料金を払って下車します。
ソフィアのタクシーは日本に比べると大分安く感じます。
運転手の感じがよかった場合、1~2レフのチップを加えてもよいでしょう。
TAXIMEを利用するとボッタくられたり、行き先を間違えたりすることがないので大変に便利です。
実際にあったトラブルと回避法
TAXMIを利用してあったトラブルと回避法を書いておきます。
・PICK UP ME HEREの場所が少しずれていてタクシーを発見できなかった
これを回避するにはGPSがずれていないかをシッカリ確認する必要があります。大通りやランドマークなどがシッカリあるところの方が間違いがありません。また地図上でタクシーがこちらに来るのを確認して、停車しやすい車線に移動しておくとよいです。
・タクシーが近くに来たにも関わらず、他のタクシーがありTAXIMEのタクシーかわからなかった
TAXIMEには呼んだタクシーのナンバーが表示されているので、そのナンバーをみて呼んだタクシーを確認できます。
・呼んだがなかなかタクシーが見つからない
混んでいる時間帯にはタクシーがアプリでタクシーが見つかりにくいことがあります、余裕を持ってタクシーを呼ぶようにします。
トラブルは少々あってもとても便利なTAXIME
ソフィアを訪れる場合にはお勧めのアプリです。是非利用してみてください。
今回は以上です。
＜関連リンク＞
ソフィア地下鉄全線の時刻表、始発、終電、運行間隔
【写真付き解説】ブルガリア首都ソフィア、トラム、バスの乗り方
ソフィア・アレクサンドル・ネフスキー大聖堂へ地下鉄での行き方
【写真付き解説】簡単！ソフィア空港から市内への地下鉄での行き方
