2020年初頭から始まった新型コロナウィルスの感染拡大は11月に入っても衰えるどころか感染拡大が続いています。
特に10月からヨーロッパでは第3波と呼ばれる感染の増加がみられ、各国がそれぞれの対応策を打ち出しています。
現在滞在しているトルコでも11月17日に新たな規制について発表がありました。
今回はこの規制についてです。
感染拡大が止まらない
新型コロナウィルスの感染拡大は11月に入っても衰えるどころか感染者が日々増加傾向にあります。
ヨーロッパとアジアを繋ぐ国と言われているトルコも11月に入ってから急激に感染者数が増えています。
そこで11月17日にエルドアン大統領による規制の発表がありました。
11月17日発表された規制
エルドアン大統領の措置の発表はおおよそ次のような内容でした。
・飲食店の営業は10時~20時まで
・飲食店内での食事は不可、すべてテイクアウトのみ
・週末の外出は10時~20時まで
ということです。在トルコ日本大使館のサイトの規制要約によると外出制限は旅行者には適応されないと記載されています。
更には
・学校は年末までオンライン授業
・スポーツはすべて無観客試合
・映画館は年末まで休館
といった規制もあるようですが、これらは旅行者にはあまり関係のないものです。
以上の規制が11月20日(金)20時から執行されました。
規制後の街の様子
今回の規制は外出禁止のロックダウンなどに比べると比較的緩い規制と言えます。
スーパーや商店は通常通りの営業ができており、特に規制の影響を受けるのは飲食店やカフェであると思います。
実際イスタンブールの街を11月21日(土)規制が実行された翌日に日中歩いてみました。
上の写真は2019年6月に撮影したイスタンブールの目ぬき通りであるイスティクラル通りです。
イスティクラル通りは新市街の歩行者専用道で常に多くの人が訪れ賑わっている通りです。通常土曜日といえば大混雑するはずなのですが、人がそれほど多くありません。
イスティクラル通りの人通が減ったのはもちろんですが、閑散としているのはやはり飲食店でした。
規制が実行されたことにより、お客は店内で飲食ができません、すべてテイクアウトのみです。
上の写真を見てもらえば分かりますが、ファストフードやケバブはテイクアウトに適していますが、スープや鍋を利用した料理はテイクアウトには少々難があります。
好きなものを取って食べられるトルコのロカンタスタイルのレストランも、テイクアウトだとそれほど多くの料理を持ちきれず、なかなか難しいところ。
カフェもゆっくり落ち着いて座るということができないので、すべて外で飲まなければなりません。
椅子に座ってゆっくりチャイを飲むというのができないので街歩きも何となく落ち着かないものになります。
イスティクラル通りの近くのレストラン街に足を運んでみました。2019年に撮影した写真では席が一杯で大混雑していたレストラン街です。
ところが本日は土曜日にも関わらず多くの店が閉店。
街角のいつも人で賑わっているPUBも店を閉めていました。
穏やかな規制の発表でしたが、飲食店関連には厳しい規制の様です。
この規制の効果が表れ、一日でも早く日常が戻ってくることを願っています。
今回は以上です。
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