アジアとヨーロッパを繋ぐ都市イスタンブール。
イスタンブールはボスポラス海峡を挟み東がアジア側、西がヨーロッパ側とされています。
以前は旅行者がボスポラス海峡を行き来するのはフェリーがメインでしたが、現在では橋もありまた鉄道でも横断できます。
今回はこのボスポラスを横断しているマルマライ鉄道についてです。
大陸を分けるボスポラス海峡
既述しましたがイスタンブールはアジアとヨーロッパを跨ぐ都市とされており、その大陸の間にあるのがボスボラス海峡です。
トルコの観光名所であるガラタ塔からもボスポラス海峡がよく見えます。
3本ある巨大橋
ボスボラス海峡には2020年の時点で3本の大きな橋がかけられています。
・7月15日殉教者の橋
一番最初にできたボスポラス海峡を横断する橋です1973年に完成しました。
・ファーティフ・スルタン・メフメト橋
ボスポラス海峡に2番目にかけられた橋です。1988年に開通。
・ヤウズ・スルタン・セリム橋
2016年に完成した、3番目のボスポラス海峡にかかる橋で最も黒海よりにあります。
といったようにボスポラス海峡には3本の橋が架けられていますが、いずれも車がメインの橋になっています。旅行者が橋を横断するにはバスに乗車する方法になります。
イスタンブールにはボスポラス海峡を横断するメトロバスという独自の高速バスもあります。
マルマライ鉄道
2013年にボスポラス海峡の海底を通過しアジア側とヨーロッパ側を結ぶ鉄道が完成しました、これがマルマライ鉄道です。
マルマライという名前はイスタンブール南のマルマライ海にちなんでつけられています。
それまでは橋を渡るか、フェリーに乗るかでしか横断できなかったボスポラス海峡を鉄道を使い簡単に横断するようになりました。
これにより旅行者でも気軽にアジア側からヨーロッパ側に移動できます。
・地下鉄に接続しているマルマライ鉄道
マルマライ鉄道はYenikapı駅で地下鉄の1号線、2号線に接続しているので、地下鉄→マルマライ鉄道→アジア側という移動やまたアジア側であれば地下鉄の4号線、5号線がマルマライ鉄道に接続しています。
マルマライ鉄道はマルマライ海に沿ってブルガリア行きの国際電車などが発着するHalkalıからアジア側の鉄道駅Gebze までの76㎞を結んでいます。
旅行者が利用に便利なのは地下鉄1号線2号線が接続しているYenikapı駅からの乗車です。
Yenikapı駅構内にはマルマライ鉄道「Marmaray」の表記があるので改札をでて表示従うと直ぐにマルマライ鉄道の駅です。
イェニカプ駅のマルマライ鉄道の駅は天井の高いい広いホールになっています。
料金
マルマライ鉄道も地下鉄同様にイスタンブールカードで支払いができます。
地下鉄同様に改札にイスタンブールカードをかざすとゲートが開きます。マルマライ鉄道は最初に最長区間の7~7.5リラ90円がチャージされ、乗車区間により返金が行われるという方式です。
マルマライ鉄道が地下鉄と異なるのは乗車区間により料金がその分高くなるということです。
初乗りにその駅からの最長区間が課金され、それを下車時に返金してもらうというシステムです。
乗車区間により料金が発生し、最大7.5リラ97円になります。
地下鉄の場合同様に下車のゲートを出ます。
いかがでしたでしょうか。マルマライ鉄道も基本的には地下鉄の乗車と一緒で、イスタンブールカードを利用し簡単に支払いができます。
要注意!返金があります
マルマライ鉄道は乗車時にその駅からの最長区間料金が課金され、下車してからその料金が返金されます。
これを知らないと常に最長区間の料金を払うことになるので必ず行ってください。
マルマライ鉄道を下車し、改札をでたところに支払い戻し機が並んでいるので、その機械にイスタンブールカードをかざします。
すると乗車区間に応じて返金が行われます。返金はイスタンブールカード内に戻ります。
これにイスタンブールカードをかざします。最長区間分を支払っているので、そこからの返金があります。
この料金が戻ってくるというのはマルマライ鉄道の駅内の情報版には記載されていますが、旅行者は知らないことが多く、誰も教えてくれないので必ず返金を受けとってください。
鉄道でアジア側-ヨーロッパ側をいどうすると非常には早くて便利です。
イスタンブールを訪れた際には利用してみてください。
今回は以上です。
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