アジアとヨーロッパにまたがる大都市イスタンブール。
都市もアジアとヨーロッパ側に分かれています。
人口1500万人以上が暮らす都市の面積も広大です。
今回はイスタンブールの海峡を渡る船舶は除く9種類の公共交通機関をまとめてみました。
イスタンブール公共交通機関網
イスタンブールには地下鉄やバスをはじめいくつかの乗り物があります。
これらの乗り物を組み合わせrことによりイスタンブールでの移動が快適になります。
イスタンブールはボスポラス海峡を挟んでおり、そこを行き来する船舶もにも種類がありますが、今回は陸上の乗り物です。
陸上の公共交通機関は下記の9種類です。
・地下鉄
・路面電車(トラム)
・ケーブルカー
・マルマライ鉄道
・テュネル
・ノスタルジック・トラム
・バス
・長距離バス(メトロバス)
・ロープウェイ
です。それではそれぞれ解説していきます。
地下鉄
地下鉄はイスタンブールではメトロと呼ばれます。
地下鉄駅のマークもMetroの頭文字の「M」をかたどったものになっています。
2020年12月の時点でイスタンブールには7路線の地下鉄があり、今後もまだまだ新しい路線が開通する計画です。
地下鉄はイスタンブール市内、ヨーロッパ側、アジア側ともに走っているのでイスタンブールの移動では最も便利な乗り物かもしれません。
初乗りは3.5リラ46円ですが、乗り換え毎に料金が割引されていきます。
→イスタンブールカード30秒以内簡単チャージと乗り換えの割引率
もちろんイスタンブールカードが利用できます。回数券でも乗車できますが、イスタンブールカードが簡単で割安です。
路面電車(トラム)
地下鉄は地下にめぐらされた線路を走りますが、路面電車は地上にあるレールを走行します。
トルコでは路面電車をTramvayトラムヴァイと呼びます。トラムブァイの頭文字「T」で表記されます。
鉄道と違い路面に敷かれているレールをゆっくりと走ります。鉄道に比べて停留所の間隔が短く、バスに似ています。
しかし線路が確保されているのでバスと違い渋滞に巻き込まれることがありません。
トラムは4路線でしたが、2021年1月に5路線目のT5が開通しました。
イスタンブールカードで地下鉄同様に初乗りは3.5リラ46円で、乗り換え、乗り継ぎで割引されます。
ケーブルカー
ケーブルカーは車両に原動力がなく、ケーブルにより牽引してもらい動く乗り物です。
ケーブルカーはフニキュレルと呼ばれます。路線図で「F」で表記されています。
フニキュレルは3路線あります。その内の1路線、ベイオールからカラキョイを結んでいるものはテュネルと呼ばれています。
フニキュレルもイスタンブールカードで乗車でき、初乗り料金は3.5リラ46円です。
いずれのフニキュレルも短い路線となっています。
マルマライ鉄道
マルマライ鉄道は鉄道でありながらボスポラス海峡を渡れる唯一の鉄道です。
マルマライ鉄道以前は船舶か橋のみがボスボラス海峡を横断する方法でしたが、この鉄道が2013年に開通してから鉄道でボスポラス海峡を行き来できるようになりました。
マルマライ鉄道もイスタンブールカードで乗車できますが、乗車時に最長区間料金が課金され、下車後改札を抜けたところで過剰料金を返金してもらいます。旅行者はこれを知らないことが多いので注意してください。
初期乗車料金は3.5リラ46円。
返金方法などマルマライ鉄道の乗車方法は以前の記事を参考にしてください。
→ボスポラス海峡を横断するMarmarayマルマライ鉄道乗り方、料金
テュネル
テュネルはケーブルカーの1路線ですが、世界でも2番目に古い地下鉄であり、2020年の時点で145周年となっています。
テュネルはベイオールからカラキョイの短い間を2分ほどでつないでいます。
テュネルもイスタンブールカードで乗車できます。
ノスタルジック・トラム
ノスタルジック・トラムはイスタンブール新市街の目ぬき通りであるイスティクラル通りを走り抜けるトラムとアジア側のカドゥキョイを周遊するトラムがあります。
ノスタルジックというはその外観が新型ではない古いタイプであるからです。
このトラムはタクシム広場からイスティクラル通りをゆっくり走り走り抜け、地下鉄2号線のシシハネ駅前まで進みます。
イスティクラル通りは歩行者専用道なので、トラムから通りの様子がよく分かります。
ノスタルジック・トラムもイスタンブールカードで乗車でき、初回乗車が3.5リラ46円です。
アジア側のカドゥキョイを周遊するトラム3号線もノスタルジック・トラムヴァイです。
バス
イスタンブールの市内は公共のバスもあります。
バスの路線は数が多いので解説は難しいのですが、現在はグーグルマップで「出発地点」「到着地点」を設定すると下の画面のようなバス路線が表示されます。
これを利用するとイスタンブール内でもバスを利用できます。
バスもイスタンブールカードで乗車できます。
難点としてバスは渋滞に巻き込まれやすいということがあります。
長距離バス(メトロバス)
イスタンブール市内には長い距離を走るバス路線があります。これは「メトロバス」と呼ばれる特殊なバスになります。
メトロバスは専用のバスレーンを走るバスです。地下鉄の「メトロ」と「バス」を組み合わせた乗り物ということです。
アジア側とヨーロッパ側を繋ぐ路線がメインになっています。
イスタンブールカードで乗車できます。初乗りの料金は最長区間料金が課金され、乗車区間により返金があります。
返金はメトロバスを降車した停留所の外にある下の写真のようなところにイスタンブールカードをかざすと返金がある場合はカード内に返金されます。マルマライ鉄道同様、この返金システムは旅行者は知らないので気を付けてください。
イスタンブールを東西に横断しボスポラス海峡の大橋を横断します。
ロープウェイ
イスタンブールにはロープウェイが2路線あります。
ロープウェイは短い路線です。
その他
上記の公共交通機関の他にもタクシーや乗り合いバスなどもあります。
これらはイスタンブールカードが利用できないので注意してください。
いかがでしかた今回はイスタンブールの乗り物についてでした。
以上です。
<関連リンク>
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