黒海と地中海を結ぶボスポラス海峡を挟むイスタンブール。
一つの都市が海峡を挟み、アジア大陸とヨーロッパ大陸にまたがっているという世界でも稀な都市でもあります。
イスタンブールには様々な公共交通機関がありますが、水上バスもその一つです。
今回は海峡を行き交いする水上バスの乗り方についてです。
多種多様の乗り物
イスタンブールには地下鉄やトラム、バスを始めとした公共交通機関があります。
地下鉄は6路線、トラムが4路線、ケーブルカーが3路線、そして市内を走る無数のバス路線があります。
イスタンブールはバス路線も多いです。
また都市では珍しいロープウェイ路線が2本あります。
そしてイスタンブールならではのボスポラス海峡を行き来する水上バスがあります。
今回はこの水上バスの乗り方です。
数社が運行している水上バス
ボスポラス海峡を横断する水上バスは数社により運行されています。
最も大きいな水上バス運行会社は「Sehir Hatlari」で公営の水上バス会社になっています。
その次に大きな会社が「TURYOL」で民間の水上バス会社です。
更に「Dentur」「İDO」などの水上バス会社があります。
基本的のどの会社でも乗り方は一緒です。
水上バスの種類
海峡を行き交う水上バスにはいくつかの種類があります。
一番大きなものはトルコ語で「Vapur」といいます、これは大きな水上バスです。
次に下の写真のような大きさのものが「Motor」と呼ばれます。
この2種類の他にも「Deniz Otobüsü」と呼ばれる高速艇もあります。
ボスポラス海峡を横断するのは主に「Vapur」と「Motor」です。
乗船は簡単
ボスポラス海峡を横断する水上バスへの乗船は非常に簡単です。
地下鉄やトラム、バスと一緒でゲートをイスタンブールカード支払いで通過できます。
ゲートにある改札へイスタンブールカードをかざすだけで料金分がカードから引かれます。日本の「Suica」のようなシステムです。
イチイチ切符を買う手間がないので非常に便利です。イスタンブールを周遊するのであれば是非イスタンブールカードを購入してください。
イスタンブールカードは2020年12月の時点で10リラ130円です。
→イスタンブールを観光するならイスタンブールカードを購入するしかない
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イスタンブールカードは地下鉄、トラム駅、水上バスターミナルどこでも見かける黄色い機械で購入、チャージできます。
乗船料金はイスタンブールカードを利用した区間に寄りますが4リラ52円ほどです。
行き先を確認して乗車
水上バスターミナルの入り口には、水上バスの「出航時刻」と「行き先」が必ず表示されていますので、行き先を確認します。
行き先と時刻は表示されているので確認できます。
船の到着が近くなると船に乗り込めますが、船の出航時間まで時間がある場合はゲートを入ったところで待ちます。
席は自由なので空いている席に座ります。室内と室外の席があります。
船外にも席があるので腰かけられる。暖かければ爽快ですが冬は風を切るので寒いです。
出航したら目的地に着くのをまつだけです。
海が荒れていなければ船はあまり揺れませんので船酔いのなどの心配はあまりありません。
目的地に着いたら下船します。皆が同じ出口からでるのでそれに従って出口からでます。
船でのボスポラス海峡横断も趣がありなかなかよいものです、イスタンブール周遊ついでの乗船してみはどうでしょうか。
今回は以上です。
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