巨大都市イスタンブールには多くの公共交通機関があります。
地下鉄はもちろん、日本ではあまりないトラムやケーブルカーなどもイスタンブール市内を走行しています。
今回はバスの中でも少し特殊なバスであるメトロバスについてです。
イスタンブール市内の乗り物
先にも述べましたがイスタンブール市内には多くの公共交通機関があります。
特にイスタンブールはボスボラス海峡を挟み広範囲に広がっているので交通公共機関を利用するのがよい方法です。
旅行者が利用しやすい公共の交通網は
・地下鉄
・トラム
・ケーブルカー
・鉄道
・バス
等があげられます。
更に、ここに今回のメトロバスがあります。
メトロバスとは?
メトロバスというのはあまり聞きなれない名称かもしれません。イスタンブールで「METRO」は地下鉄を表しますが、それに「バス」がついた「メトロバス」。
簡単に言うとメトロバスは専用のメトロバス専用のレーンを走行するバスです。
専用のレーンを走行するので渋滞に巻き込まれにくくなっており、なおかつスピードが出せます。
市内の路面上のレールを走行するトラムに似ていますが、トラムよりも停留所の間隔が広く、スピードがあります。
メトロバスの路線は?
イスタンブールの通常のバスは市内を網の目のように運行されていますが、メトロバスは主に1路線のみです。
アジア側の「Söğütlüçeşme」からボスポラス海峡を横断しヨーロッパ側の「Beylikdüzü Sondurak」を繋いでいます。
メトロバスは走行距離が50㎞にもおよび45の停留所があります。
しかしすべてのメトロバスがこの路線を往復しているわけでなく、一部のバスは「Beylikdüzü Sondurak」の手前までです。
メトロバスが便利なのはアジア側からヨーロッパ側への移動です。
メトロバスは専用路線を走行しボスポラス大橋を渡りアジア側とヨーロッパ側を行き来します。
地下鉄では何度か乗り換えないとならない場合、メトロバスで一本ということになり便利です。
料金は?
メトロバスの乗車にもイスタンブールカードが利用できます。
初期の乗車料金は5.2リラ68円ですが、乗車区間に応じて返金があります。
このメトロバスでは料金の払い戻しがあります。
バスを降りたところで改札を出たところに下のような読み取り機があります。
この払い戻し機にイスタンブールカードを近づけると、払い戻しがある場合は料金がカードに返却されます。
上の写真の例では3リラが返還され5.2リラ(最初払い)-3リラ(返還)=2.2リラ(運賃)となっています。
初めてメトロバスを利用する場合はこの払い戻しを忘れてしまう場合があるので気をつけてください。
メトロバスを利用する場合はGPS付きのスマートフォンとグーグルマップなどを組み合わせると下車停留所を間違えずに便利です。
メトロバスの停留所は地下鉄と接続しているところもあるのでメトロバス+地下鉄でイスタンブールの街を回ることができます。
もし利用する機会があったらメトロバスも利用してみてください、渋滞に巻き込まれることがないので快適です。
今回は以上です。
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