トルコ・リラの変動と近年の物価など

アジア最西端に位置する国トルコ。

トルコの通貨単位はリラです。

今回はトルコリラの変動と物価についてです。

アジア最西端の国トルコ
【写真】アジア最西端の国トルコ
広告

下がり続けるトルコリラ

トルコの通貨単位はリラです。2020年12月の時点で1リラはおよそ13円。

逆に100円はおよそ7.7リラになります。

トルコの通貨であるリラは変動為替の影響を受け円やドル、ユーロに対しての価値に変動があります。

トルコリラはこの10年リラ安が続いており、リラの価値低下が続いています。

ここ10年のリラ・円の変動為替チャート
【グラフ】ここ10年のリラ・円の変動為替グラフ(参考:Yahoo finace

著者は初めてトルコを訪れたのが2006年でしたが、当時は1リラが90円近かったと記憶しています。

上記の表を見ても分かる通り2008年には90円であったトルコリラが2020年12月現在では1リラ13.32円。

単純に当時の1リラの価値が90円あったのが、現在では13.32円、円に対しておよそ7分の1の価値になってしまったということです。

10年前では分かりにくいですが、近年で比較すると2019年には1リラ18円であったものが、18円→13円です。

例を上げるとコカ・コーラの500mlペットボトルが2019年では180円だったものが、2020年では130円で買えるようになっています。

トルコで暮らしてトルコリラで収入を得ている人にとってはコーラ500mlは2019年も2020年も同じ1リラで変動はありませんが、

トルコ国外、特にトルコリラに対して貨幣価値が高くなっている国から来ると、物価の価格が下がっていることになります。

そしてトルコは貨幣の価値の下落していますが、物価の価格は上昇が続いています。

外貨を持ち込む人にはリラ安により価格の上昇は感じにくいですが、トルコリラで収入を得ている人には物価の上昇の厳しい状況になっているわけです。

今回2020年に購入したものを掲載します。

スーパーで購入したもの一例

このサイトでは2019年にイスタンブールのスーパーで購入したもの一例も掲載しています。

【写真付き】2019年イスタンブールのスーパーで購入した13品目の価格

今回は2020年12月、購入スーパーはフランス発祥のカーフールCarrefourです。

フランス発祥のカーフールCarrefour
【写真】フランス発祥のカーフールCarrefour

・レタス ひと玉 7.95リラ103円

レタスひと玉が7.95リラ 103円
【写真】レタスひと玉が7.95リラ 103円

・トマト3個 438g 2.4リラ 31円

野菜は主に量り売りです。

トマト3個2.4リラ 31円
【写真】トマト3個2.4リラ 31円

・缶ビール500ml 12.95リラ 168円

イスラムの国なのでアルコールは高めです。銘柄はバドワイザー。

缶ビール500ml 12.95リラ 168円
【写真】缶ビール500ml 12.95リラ 168円

・卵6つ 7.25リラ 94円

紙のパックに入った卵6つです。

卵6つ 7.25リラ 94円
【写真】卵6つ 7.25リラ 94円

・鶏肉 532g 15.93リラ 207円

鶏肉です、野菜に比べると少々高めです。

532g 15.93リラ 207円
【写真】鶏肉532g 15.93リラ 207円

以上の5品目を購入してトータルで46.48リラ604円となりました。下の写真はレシートです。

上記のものを購入した際のレシートトータル46.48リラ604円
【写真】上記のものを購入した際のレシートトータル46.48リラ604円

その他、地下鉄などの料金

イスタンブールで地下鉄やトラムに乗る場合初乗り料金は3.5リラ46円です。

地上に出るとトラム1号線T1乗り場
【写真】地下鉄は初乗り3.5リラ46円

カフェでチャイが6リラ 78円

Simit Sarayıのチャイ大が6リラ78円
【写真】Simit Sarayıのチャイ大が6リラ78円

中華レストランでうどんを食べて33リラ 429円

チキンうどんが33リラ429円
【写真】チキンうどんが33リラ429円

ロカンタでトルコの料理ギュベチ鍋が24リラ 312円。

ギュベチ鍋が24リラ 312円
【写真】ギュベチ鍋が24リラ 312円

といった価格です。

トルコリラが下がると旅行者はなぜ恩恵を受けるか

 トルコのリラが下落するとなぜ旅行者がその恩恵を受けるかを簡単に解説します。

トルコリラが下がるとなぜ旅行者はよいか
【写真】トルコリラが下がるとなぜ旅行者はよいか

 分かり易く、極端な例で話します。

1リラ100円の時に日本からトルコに旅行に行き1000円をトルコリラに両替すると10リラとなります。

 その後トルコリラが暴落したとして

1リラ10円になったとします。同様に日本からトルコに旅行に来て1000円を両替すると今度は100リラとなるわけです。

 同じ日本の1000円がトルコリラが高い時は10リラにしかならず、トルコリラが安い時には100リラとなります。

 ガラタ塔の入場料が30リラだとするとトルコリラが高い時は3000円だったのが、安くなると300円で入場できるということになるのです。

 このようなことがホテル、移動、食事のすべてに当てはまります、なのでこういったトルコリラが安い時に旅行をすると高い時に比べてお得になります。

 ちなみに現地のトルコで生活している人はガラタ塔の入場料は30リラで変動はありません。

 あくまでも外貨をトルコに持ち込み旅行する人の場合です。

トルコ物価のトルコを旅行する際の参考になりましたでしょうか。

今回は以上です。

<関連リンク>
イスタンブール日本人料理人がいる日本料理レストラン3件まとめ
イスタンブール 地下鉄全7路線図、始発終電
2020年イスタンブール・オトガルでシムSIMを購入

最安イスタンブールのホテルを検索してみる
ツイッターで更新、最新情報をつぶやいています。

広告