世界遺産を含む見どころ満載の都市イスタンブール。
東洋と西洋を繋ぐ都市として古くから要所として栄えてきました。
現在も観光都市として多くの人が訪れています。
今回はドルマバフチェ宮殿へ地下鉄を利用して行く方法です。
ドルマバフチェ宮殿とは
ドルマバフチェとはトルコ語で「埋め立てられた庭」を意味します。
・歴史
現在のドルマバフチェ宮殿がある場所は古代から船を停泊させるための港でした。17世紀からこの地はその名の通り埋め立てられドルマバフチェという皇帝専用の庭園となりました。
そしてこの庭園に建てられた建造物が「ベシュクタシュ海岸宮殿」です。
オスマン帝国の皇帝アブドゥルメジット(1839-1861)の時代に先の「ベシュクタシュ海岸宮殿」が取り壊され「ドルマバフチェ宮殿」が建設されました。
ドルマバフチェ宮殿の建設は1843年から開始され完成が1856年と13年の年月が費かかっています。
この宮殿には歴代の6人の皇帝、アブドゥルメジット、アブドゥルアジジ、アブドゥルハミット2世、メフット・レシャット5世、メフット・ヴァヒデッティン6、アブドルメジットなどが生活していました。
オスマン帝国後のトルコ共和国になってからは建国の父を言われるムスタファ・ケマル・アタチュルクが1927年から1938年の間に合計4年間過ごし1938年11月10日このドルマバフチェ宮殿で亡くなりました。
その後イスメット・イノニュ大統領の官邸として利用され、1984年から現在のように博物館として公開されました。
・施設
本殿は地上2階さらに地下も倉庫もあります。
そして機能の面で
・マーベイニ フマーユン 国務の間
・ハレミ・ フマユーン 皇帝の私生活の場
・ムアーイェデ サロン 儀式の場
の3つに分かれています。
部屋数は285部屋、サロンが44間、トイレが68、トルコ式風呂6 があり合計の面積が14,595㎡とトルコ国内では最大の大きさを誇る宮殿です。
建物はオスマン帝国時代の伝統的な宮殿洋式に基づいていますが、バロックやロココ、ネオクラシックなどの様式も取り入れており、西洋と東洋の文化の融合した建造物となっています。
ドルマバフチェ宮殿は本殿の他にもいくつかの施設が併設されています。
ガラス工房、鍛冶工房、厩舎、皇太子が住む宮殿、時計塔、錬兵場などがあります。
以前このサイトではトラム1号線を利用したドルマバフチェ宮殿への行き方を解説しています。
→2021年イスタンブール・ドルマバフチェ宮殿への行き方、トラム利用
今回は地下鉄2号線を利用した行き方です。
地下鉄とケーブルカーで目指す
地下鉄を利用してドルマバフチェ宮殿に行くにはまず地下鉄2号線に乗り込みます。地下鉄2号線がない場合はイスタンブール路線図を利用し地下鉄2号線まで向かいます。
公式サイトからPDF形式の地下鉄路線図をダウンロードできます。
地下鉄2号線は旧市街のヤニカプYenikapıからHaciosmanを結んでいます。
ドルマバフチェ宮殿に行くには地下鉄2号線の「Taksim」駅で下車し、このタクシム駅からケーブルーカー1号線に乗ります。トルコではケーブルカーはフニキュレルと呼ばれます。
地下鉄2号線はM2と表記され、ケーブルカー1号線はF1と表記されます。地下鉄、フニキュレルともにイスタンブールカードで乗車できます。
地下鉄2号線のタクシム駅はフニコラーレ1号線の駅につながっています。地上に出ることなく乗り換えできます。「F1」という表示に従ってください。
タクシムからフニキュレルに乗車すると一駅で終点のKabataşカタバタシュに到着します。
地上にでたら、少し先に見えるガソリンスタンド、モスクの方へ向かいます。
海側の道を進み、モスクの方向へ。
モスクの前を通りすぎると右手前方に、ドルマバフチェ宮殿の時計塔が見えます。
時計塔の近くから入場できます。
料金などは以前の記事を参考にしてください。
→2021年イスタンブール・ドルマバフチェ宮殿への行き方、トラム利用
いかがでしかた無事にドルマバフチェ宮殿に到着できたでしょうか。
今回は以上です。
<関連リンク>
イスタンブール・アヤソフィアへの行き方トラム利用
タクシムからブルーモスクへの行き方フニキュレルF1とトラムT1利用
2021年イスタンブールの治安状況 旅行者用
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