イギリスで新型コロナウィルスの変異体が報告されてから、更に世界中で猛威を振るっているコロナ禍。
トルコでも大統領令により週末外出禁止となっていますが、この状態がまだまだ続きそうです。
感染者数推移
トルコでの新型コロナ感染者数はピークを越えたようにも見えます、12月上旬は一日で3万人を超えるを新規感染者が報告されていましたが、12月30日の時点では1万5千人代まで減ってきています。
11月30日にエルドアン大統領令により
・飲食店の営業は10時~20時まで
・飲食店内での食事は不可、すべてテイクアウトのみ
・週末の外出は10時~20時まで
という規制が実行されました。
この発令は12月30日現在も実行されています。
更に12月中旬過ぎにイギリスで新型コロナウィルスの変異体が報告されたことを受け、12月28日からは空路入国に際しては72時間以内のPCR検査の陰性証明が必要になりました。
同様に陸路、海路入国も30日以降からはPCR検査の陰性証明が必要になりました。
トルコのコジャ保健相は25日、新型コロナウイルス対策の一環として、トルコに入国する渡航者全員に72時間以内に受けたPCR検査による陰性証明の提出を義務付けると発表した。空路は28日から、陸路と海路は30日から必要となる。(参照:サイト)
英国ではワクチンの接種も開始されていましたが、またこの変異体の出現により状況は一転、ロンドンは3度目のロックダウン状態とのことです。
飲食店営業規制
トルコの状況は先の大統領令の規制通りに飲食店内での飲食ができず、また20時以降は人がまばらになります。
そして週末では例外的に認められている旅行者以外は出歩けません。
写真を見ても分かりますが、新市街のメインストリートであるイスティクラル通りでも人が殆どいない状態でした。
ところが外出禁止の週末4週目になると、最初のころよりも人通りが多くなっていました。これは旅行者が増えたのか、規制に慣れたトルコの人が外出して散歩をしているのか不明ですが、確実に人通りが増えていました。
またイスティクラル通りに入るにはパスポートチェックがありましたが、4週目の週末にはそれらが一切ありませんでした。
規制は緩和ではありませんが、チェックが甘くなっていたのは間違いありません。
そして年末年始の規制
年末年始の規制はトルコの内務省より発表されました。
トルコ内務省は、12月31日(木)21時から2021年1月4日(月)5時まで、外出規制を実施することを発表しました。(参考:サイト)
内容は上記引用です。
・12月31日21時~1月4日5時まで外出禁止
大晦日の夜9時から年明け3日までは完全に外出できないということになります。
週末の外出禁止令は旅行者は例外が認められていましたが、今回はどうでしょうか。
一部の報道によると12月31日~1月1日は旅行者も例外なく外出禁止、その後1月2、3日は通常の週末禁止なので旅行者も出歩けるということです。
この情報は確定ではありません。
本日が12月31日なので旅行者が21時以降で歩けるか出歩けないのかは判明次第追記します。
追記 12月31日のトルコ時間18時前後にイスタンブール新市街の警備の警察官に尋ねたところ、12月31日21時以降は旅行者も外出できないとのことでした。
イスタンブールでは旅行者も外出ができないようです。ただし1月1日はまた状況がことなるようです。
今回は以上です。
<関連リンク>
2020年11月新型コロナウィルス、トルコ規制の様子
2020年10月トルコに入国HESコードとは?取得方法解説