日本上陸から2ヵ月、クラブハウスはオワコンか?要因4つと対策は

2021年1月下旬日本での利用が開始されたクラブハウス。

3月30日でおよそ2ヵ月が経過したことになります。

爆発的人気アプリと言われた2月上旬から徐々に利用者が減り、3月下旬ではクラブハウスはオワコンという言葉も聞くよになりました。

今回はクラブハウスはどうしてオワコンか?を考えてみます。

クラブハウスの基本ルームの画面
【画面】クラブハウスの基本ルームの画面
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減る利用者

検索で有名なグーグルの提供している「グーグルトレンド」を利用すると、一つのキーワードに対しての検索傾向を知ることができます。

「クラブハウス」でトレンドを見てみると下の様な結果となりました。

グーグルトレンド「クラブハウス」の傾向
【画面】グーグルトレンド「クラブハウス」の傾向

グーグルトレンドを見ると1月下旬から2月の上旬にかけて「クラブハウス」のピークだったことがうかがえます。

その後小さなピークはあるものの減少傾向のまま3月の末を迎えています。

どうしてクラブハウスの利用者が減って来たのか?というのを推測してみます。

招待制

クラブハウスの一つの特徴がこの招待制です。

既にクラブハウスを利用しているユーザーから招待状を受け取ることで、クラブハウスに参加できます。

逆に招待状がなければクラブハウスに参加できません。

クラブハウスの人気が絶頂だった2月の上旬、この時期に招待状を受け取れなかった人には「ニュース」や「メディア」で話題になったけど、当時参加できていないのでクラブハウスがマスメディアに登場しなくなるにつれ、その興味も薄れます。

招待状はSNS内の治安の維持に効力を発揮しますが、誰もが参加できないという点ではマイナス要因になりえます。

iPhoneユーザーのみ

クラブハウスはアメリカから日本にやってきましたが、iOSのみで利用できるアプリケーションです。

従って、iPhoneユーザー以外のアンドロイドを利用しているユーザーはクラブハウスを利用できませんでした。

下表を見ると分かりますが、日本ではiOSの利用者が多いとは言われますが、それでも50%ほどです。

iOSとアンドロイドの利用者率
【表】iOSとアンドロイドの利用者率(参考:サイト

残りの半分のアンドロイドユーザーはクラブハウスを使っていないことになります。

これは先ほどの招待制を一緒でブームを過ぎて、マスメディアに登場しなくなったアプリの人気は下降していきます。

新鮮味がなくなる

クラブハウスは音声を使った新しいタイプのSNSであり、それまでにあった多くのSNSと違ったので目新しさがありました。

今までにないタイプのSNSだったので人々は興味深々だったのでしょう。

新しく今までにないものを「どんなものか?」と試す多くの人がいたと考えらえれます。

こういった物珍しさに飛びついた人は、おおよその概要がつかめ、物珍しさがなくなると利用頻度が下がります。

目新しさがなくなるとユーザーが離れる
【イラスト】目新しさがなくなるとユーザーが離れる

飽きや疲れ

物珍しさで飛びついた人以外でもクラブハウスを利用し、一定の期間が過ぎると「飽き」がやってきます。

2月の初めにクラブハウスを利用し始めた人でも3月の終わりで2ヵ月が経過します。

利用している人の中には、クラブハウスが「飽きた」と感じる人もいるでしょう。

クラブハウスは興味のあるタイトルでルームに入り、そこで視聴したり参加するというSNSです。

毎度似たようなタイトルで同じ人が開催するタイトルには同じような人が集まり、同じようなトピックを話すということもありやはり飽きにつながります。

また一方で、クラブハウスを頻繁に利用していた場合「疲れ」もあります。

これらもユーザーが離れている基本的な要因です。

打開策として

以上簡単にクラブハウスがオワコンを思われる要因を4つあげました。

これらを打開するには一つ一つの要因に対策を練っていく必要があります。

・招待制

招待制を撤廃する、誰でも簡単に参加できるようにするということです。

・iPhoneのみ

これもアンドロイド対応にすることにより打開できます。クラブハウスの運営側はアンドロイドの対応に向かって開発していると言っています。少しでも早くアンドロイドに対応してほしいところです。

・新鮮味がなくなる

これは新鮮味がなくなっても続けられるような工夫が櫃かもしれません。ツイッターにしてもインスタグラムも最初は目新しいものでした。

しかし長く人気があります。新しい参加者を飽きさせない工夫があるからでしょう。

・飽きや疲れ

先の新鮮味をなくさないようにする工夫と飽きさせない工夫は似ているといえます。

利用者が長く続けられる仕組み、例えばYoutubeのようにルームを開催する人がマネタイズできるようになったりすると、開催側にメリットがあるので、開催ルームのクオリティ向上に繋がったりするかもしれません。

疲れは、利用者がアプリを利用する時間をコントロールしたりすること、利用方法になれるなどして利用者側でも対応できます。


 2月上旬に爆発的人気になったクラブハウス、3月下旬には検索件数などは激減、人々の興味の低下がよくわかります。

 今後、招待制の撤廃、アンドロイド対応などでどう変化してくでしょうか。

 今回は以上です。

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