【要注意!】PCR検査の日本入国条件が厳格化

2021年になっても新型コロナウィルスの感染者数は収束する気配がありません。

数種類の新型コロナワクチンが接種されていますが、感染力の強い変種株などが見つかり状況はなかなか好転しません。

今回は日本の入国に際してPCR検査が厳格化されたのでそのことについてです。

2021年になっても収束に向かわない新型コロナウィルス
【画面】2021年になっても収束に向かわない新型コロナウィルス
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日本国籍でも入国拒否

 4月20日のニュースで「新型コロナ水際対策 出国前の検査証明厳格化 2人送還」というのがありました。

新型コロナウイルスの水際対策として日本への入国者に求めている出国前の検査証明書の提出について、19日から運用が厳格化され、少なくとも2人が書類の不備などを理由に入国を許可されず、出発地に送還されていたことが分かりました。(引用

 
 上記の記事の中には

、書類や検査方法などに不備がある場合、検疫所が管理する宿泊施設で待機してもらうなどしていましたが、19日から原則として入国を拒否しています

 という一文があります。

 そしてこの一文通り日本国籍でありながらオランダに一名、アメリカに一名送還されたそうです。

日本入国条件の厳格化

 4月19日から日本入国の条件が厳格化し実際に2名が日本に入国できず、出発地に送還されたわけですが、ニュースではそれぞれ入国拒否の原因について言及しています。

・オランダに送還された男性

 日本の入国条件では鼻の奥の拭い液か唾液を用いたPCR検査を認めていますが、この男性は混合の検体を使ったPCR検査であったとのことです。

・アメリカに送還された女性

 検体の採取から72時間以上が経過していたという理由だそうです。

 以前の情報ではPCR検査の陰性証明であればよかったということですが、これらが「どの部位の検体か」そして「72時間以内の検体であるか」というのが重要視されているのが分かります。

 また以前は日本国籍であれば入国後に検疫所の宿泊施設で待機ということになりましたが、4月19日からは入国が許可されずに送還ということになるようです。

注意点が3つ

 厳格化されたPCR検査の規定は「労働厚生省」のホームページから見ることができます。

 注意するべき点は主に3つで

・検体の場所

・検査の方法

・検体した時間

です。

検体の場所

 送還された男性のケースからPCR検査の検体は

・鼻の奥の拭い液

・唾液

 となっています。詳しくは厚生労働省のページに掲載されています。

 特に気を付けなければいけないのが、鼻の奥と唾液のミックスはダメということです。

 

要注意:鼻の奥と唾液のミックスは不可
【画面】要注意:鼻の奥と唾液のミックスは不可

 厚生労働省でも検体の場所を細かく指定しています。

検体の場所が重要、ミックスは不可
【画面】検体の場所が重要、ミックスは不可(厚生労働省ページより)

 日本に入国できずオランダに送還された男性は検体が複数だったためです。

 仮に検体の場所が鼻の奥だけであったとしても結果の書類が上記の例のように記載されていると入国不可になる危険性があるので気をつけてください。

検査方法

 厚生労働省では検査の方法も指定しています。

入国可能な検査方法も重要
【画面】入国可能な検査方法も重要(厚生労働省のページより)

 シッカリとこの指定された方法でPCR検査を受けます。

検査の方法もシッカリチェック
【画面】検査の方法もシッカリチェック

検体した時間

 検体採取するのが出国前の72時間以内ということです、間違えやすいのですが、結果が出てから72時間以内ではなく、検体採取してから72時間以内ということです。

検体採取をしてから72時間以内ということ
【画面】検体採取をしてから72時間以内ということ(厚生労働省ページより)

専用のフォーマットを利用する

 厚生労働省のサイトでは入国に際してのPCR専用のフォーマットを配布しています、これを利用するが確実です。

日本語・英語、アラビア語、インドネシア語、ウルドゥー語、韓国語、スペイン語、タイ語、ドイツ語、フランス語、ベトナム語、ペルシャ語、ポルトガル語、ロシア語

 以上の言語のフォーマットが用意されています。

情報は常に最新のものを

 厚生労働省サイトにも記載されていますが、

今後、国内外の状況に鑑み、上記取り扱いを変更する可能性があります

 の記載があります。

 日本に入国する際には常に最新の情報を入手していく必要がありそうです。

 入国拒否にならないように入念にチェックしてください。

 今回は以上です。

<関連リンク>
厚生労働省検査証明書の提示についてのページ

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