東洋と西洋が交わる都市イスタンブール。
人口1500万人以上といわれるトルコ最大の都市です。
今回は知っていると非常に便利なマルマライ鉄道利用の際に気をつけることです。
イスタンブールは2つに分かれている
古くから歴史の表舞台に何度も登場するイスタンブール。
アジアとヨーロッパの分岐点などと言われますが、まさにその言葉通りでイスタンブールはボスポラス海峡を挟み2つの部分に分かれています。
ボスポラス海峡を挟み東がアジア、西がヨーロッパ側とされ、イスタンブールにはこの両方の地域が含まれています。
そして古来よりこのボスポラス海峡の往来には船舶が利用されていました。
今からおよそ48年前にボスポラス海峡に最初の橋が架かり、これにより車両での行き来が可能になります。
そして近年では2013年10月29日からはボスポラス海峡の海底を通過する鉄道、マルマライ鉄道の運行が開始されました。
これにより今までは水上バス、橋を車両に渡る以外に鉄道でボスポラス海峡を行き来できるようになりました。
マルマライ鉄道の乗り方
マルマライ鉄道も基本的はイスタンブール市内の地下鉄やバス、トラムと一緒でイスタンブールカードを利用して乗車できます。
マルマライ鉄道駅の改札口にイスタンブールカードをかざし、改札口が開いたら通過し、ホームで鉄道を待ち乗車します。
しかしここで注意しなければならないことがあります。
マルマライ鉄道乗車の注意点
マルマライ鉄道は改札を通過する時に乗車区間の最大料金が課金されます。2021年7月の時点では7リラ93円が課金されます。
これでゲートは開き、中に入り電車に乗れます。
しかし注意が必要なのは下車してからです。
マルマライ鉄道は乗車区間により返金があります。
なぜなら最初に最大区間料金を徴収されているので、その乗車区間に応じた返金が改札を出た後に受け取れます。
返金方法は改札を出たところにある返金機にイスタンブールカードをかざすだけです。こうすることにより返金がイスタンブールカード内に戻ります。
例えば、
乗車時に7リラ93円が課金されますが、ボスポラス海峡を横断するだけ「イェニカプ」駅から「ウシュクダル」駅区間乗車し下車します。
ウシュクダル駅の改札を出たところに上の写真の様な返金機がありますのでこの返金機にイスタンブールカードを改札口のようにかざします。
すると上記の区間であれば3.5リラ46円が返金されます。これを行わないと常に最大区間料金をはらっていることになるので注意してください。
今回はマルマライ鉄道の乗車は簡単ですが、返金を忘れやすいので注意してくださいという話でした。
在住の方は皆このシステムを知っていますが、特に旅行者は知らずに返金を受け取らないことが多いので気をつけてください。
今回は以上です。
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