【大道芸】スタチューと呼ばれる銅像芸

ヨーロッパの街を訪れなたら一度や二度は衣装を身に付け、銅像のように動かない人を見たことがあるだろう。

スタチュー
動かない大道芸、スタチュー

これはスタチュー(銅像)と呼ばれる芸である。日本ではそれほど見かけないが、ヨーロッパでは名だたる観光地ではよく見かける。

街の目抜き通りの真ん中に像が立っているかと思ったら、どうもおかしい、近づくと生身の人間が仮装をしている。投げ銭が入ると、それにあわせて一定の動きを見せてくれる。

大道芸と言われると長い修行を要したものを思い浮かべるかもしれないが、これも道行く人を笑顔にしているならば立派な大道芸であると言える。

種類はそれこそ芸をする人の数だけあるが、簡単にどのようなものがあるかを説明しよう。

人がテーマを決めた衣装を着て顔をペイントしたものが基本になる。

スタチュー
基本的なもの、衣装と顔にペイントを施す。

例えばチャップリン。白いワイシャツに黒のスーツを着て、山高帽をかぶり、顔を白く縫って、手には杖を持つというものだ。

実に様々なテーマがある。銀色男、金色男、おとぎ話キャラクター、ロボット、ツタンカーメンや自由の女神もある。

これらは凝ってはいるが、どこか人間らしい部分が露出しているのが特徴だ。

それか更に凝ったものになると、もはや人間的な部分が全く分からないものさえある。完全に衣装に実を包みもはや中の人の性別さえ全く分からないというもの。

スペインのバルセロナにあるランブラス通りではスタチューが競争が激化し、かなりクオリティーの高いスタチューがずらりと並んでいて、それが一つのアトラクションになっているほどである。

スタチュー ランブラス
懲りすぎて全く人間部分が出ていないものもある。

最近良く見かけるようになった、面白スタチューの話。

凝るのが衣装ではなく、そのセットというもの。浮遊するステージを使いスタチューが浮いているように見えるものが新しい。

最後に今までに見た最高のスタチューはコインが入っても全く微動谷せず、一見本物の銅像に見える。柵まで自前と言うスタチューを見た。

あまりにリアルに近いので鳩がそのスタチューに飛んでは止まる。思わず「本当に人間?」と疑いたくなってしまうほどだった。

スタチュー
浮いている様に見える趣向をこらしたものもある。
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