イタリアには「アペリティーボ」と呼ばれる習慣がある。これは食前酒を嗜むといったものに近く、「食事の前に軽く軽食を飲みながらとる」というものだ。
このアペリティーボの習慣、歴史こそないようだが、イタリアの南北に長いイタリアのほぼ全域に定着している。
夏ならば夕方太陽が傾き始め、暗くなるまでのひと時、カフェテラスでゆったりと、またはバーで立って語り合う人々を見かけるだろう。この時間がアペリティーボ。
そしてこのアペリティーボの時間に好んで飲まれるアルコールがある。カフェを覗けばグラスに赤い液体が入ったものを飲んでいる人を見かけるだろう。
これがアペリティーボによく飲まれるカンパリオレンジ(Wiki日本語)やアペロールをソーダで割ったもの(Wiki日本語)。どちらも赤い。
ところで通常アペリティーボをバーで頼むと3ユーロから高いところでは10ユーロ近くする。値が高いところではドリンクと軽食がついてきたり、またはブッフェ(食放題)というバーもある。
今回節約旅行者にお勧めなのが、ディスカウント系スーパーユーロスピンで売っているアペリティーボ用のドリンク。その名も「APERTIVO ROSSO」(アペリティーボの赤)である。
なんと100mlの小瓶が6本入って0.99ユーロ(130円)というお買い得。アペリティーボはアルコールを沢山呑むものではないので一回に100ml位がちょうどよい。
アルコール度数も3%と薄めになっており、これを氷を入れたコップに注げば、あっという間にバーで注文するアペロールに近い味。自前なら一杯当たり0.17ユーロ(21円)というバーで頼むよりも10倍ほど安くなる。
節約旅行者はユーロスピンでアペリティーボ飲料を買って、アペリティーボを楽しもう。