前回の記事【日々徒然】インターネットが変えたバックパック旅行。でインターネットがいかに旅行に影響を及ぼしているかを述べた。
今回はその補足として、一人旅行者の孤独感からの救済にスポットを当ててみた。
一人で旅行すると予想以上に孤独になることが多い。
タイ・バンコク辺りでは日本人が沢山いるので孤独感を感じることは無いかもしれない。また都市部であれば現地で暮らす人もいるだろう、そういう人との出会いも孤独感から救い出してくれる。
これらがリアル世界の孤独感の癒し方だった。それがネットが普及した今、リアル以外、オンラインの交流で孤独を癒せる。
メール・チャット・スカイプ
ネットを通じて直接連絡を取り合える手段。
メールを友人に送る、チャットをする、インターネット電話であるスカイプを使うといった具合に距離を越えて簡単に交流が図れる。
facebookやInstagramなどのSNS
これらを通じで複数の友人・知人と連絡をとることが可能になった。現在自分が何をした、何を食べたと報告すれば、複数の友人が返事をくれるだろう。
また逆に友人の動向をうかがい知ることができる。
リアルとオンラインの組み合わせ
このリアル世界とオンラインの組み合わせを使うことにより、今までは非常に難しかったことが簡単になった。
それは旅行者同士の繋がりである。
かの有名な旅行記「深夜特急」では出合った旅行者とは住所を交換するシーンが出てくる。そうなのだ、インターネットが存在する以前、旅行者同士の連絡先の交換といえば、日本の住所、電話番号のみ。
旅行先で出会った人と住所を交換するが、次はお互いが旅行終了後に日本で再会するという流れである。
ところが現在は違う。出会った旅行者とfacebookやInstagramのニックネームを交換しておけば、別れた後の旅行者の動向を簡単に知ることができる。
実はこのリアル社会とオンラインの複合効果が凄い。
孤独に旅行をしていても、近場に出会った旅行者がいる、またこちらに向かっていることが分かる。そうすると簡単に待ち合わせができるのである。
以前は一度であった旅行者と再び会う方法は「偶然」のみだったのに対してこの変化は大きい。
やはり一人旅という境遇が似たもの同士での会話は弾む。これが大いに孤独感を忘れさせてくれる。
旅行者専用のSNSであるカウチサーフィンモこのリアルとオンラインの合わせ技である。
まとめると
前回から引き続きインターネットが旅行に及ぼした影響を考えてみたが、改めてその変化に驚く。
旅行は物理的に距離を刻むもの、インターネットは情報伝達手段。これらの合性が悪いわけがない。移動者との情報交換手段が確立されている現代、旅行者は以前よりずっと快適に旅行ができるようになった。
これから先もIT技術の進歩は旅行を変えていくだろう。
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