前回、前々回と渡り、ネット時代の究極の貧乏旅行とは(海外編)の宿・食について述べてきた。今回はその3、移動についてである。
生きていく上で必要なのは衣・食・住といわれるが旅行者に必要なのは宿・食・移動である。
究極の貧乏旅行の移動とはどんなものがあるのか見ていきたい。
移動手段
究極0円の宿泊方法とセットに語られるのはヒッチハイクではないだろうか。
これなら料金をかけずに移動できる。その他にも料金をかけずに移動する方法がある。
ヒッチハイク
言わずと知れたヒッチハイクである。
路上に立ち、親指を立てるか、目的地の名が入ったプラカードを持って通過する車に同乗を求めてアピールし、乗せてもらう方法である。
ヒッチハイクは野宿同様に完全に安全とはいえない方法である。
国や地域によっては「ヒッチハイク」という概念がない。
そういった国では路上で手を挙げても止まる車は皆無であったり、逆にすぐ止まるが同乗する場合は距離に合わせて料金を支払うのが慣習となっている地域もある。
こういった地域では無料のヒッチハイクは難しい。
またヒッチハイクで旅行をする場合、予定が立ちにくくなる。
それはいつ車に乗せてもらえるかが全く不明であるからだ。10分後かもしれないし、3時間後かもしれない。
また乗せてくれる人が悪意を持っている場合は危険なので、車に乗り込む際には人を見る目が必要。女性は特に注意が必要かもしれない。
自力または自機
ヒッチハイクが基本的に他力本願なのに対しての自力・自機である。
自力は自分の力を使った、徒歩から自転車。自機は自分のバイクや自動車、キャンピングカーである。
徒歩・自転車の場合は基本的に移動費はゼロになる。
ヒッチハイクと同様コスト0円なので究極の節約旅行になる。
ただ、徒歩も自転車も一日に移動できる距離が限られている、長い目で見ると非常に時間のかかる移動手段ということになる。
移動時間がかかるということは、当然その間の宿泊費や食費が必要になるので必ずしも安上がりになるとはいえない。
その点、エンジン搭載の手段ならば早くなる。
必要経費はガソリン代だけということになる。
ただエンジン搭載機器は国境を越える際に別途手続きが必要なのでそれが面倒。また故障した時のメンテナンスも必要。
キャンピングカーであれば宿泊施設も兼ねているのでかなりの節約になる。難点は初期投資が高額であるということ。
バス、鉄道
ヒッチハイク、自機以外の格安の移動手段はバス、鉄道になる。
恐らくこれが節約旅行者にとって最も現実的な移動手段であろう。
長距離の移動には鉄道が向いているが、路線のない地域ではバスが主流になる。
近年では格安の長距離バスもあるので鉄道との値段を比較検討するとよい。
インターネット上には格安の移動手段を検索するRoma2rio などのサイトもあるので参考にしたい。
格安航空会社LLC
近年では格安航空会社も一般的になってきたので、バスや電車を乗り継いで進むよりも、一気に飛行機を使ったほうが安く、早いということもある。
格安航空会社とはサービスを簡素化し運賃の引き下げをしている会社(Wiki日本語)
ただし、荷物やサービスによる追加料金が加算されることがあるので荷物を含め最終的にいくらになるのかを見極めてからチケットを購入したい。
スカイスキャナー最安航空券を検索
ライドシェアリングRide Sharing
ヨーロッパでは「ライドシェアリング」と言った、インタネットを介し同乗者を探すウェブサービスがある。
これを利用し、目的地に向かう車に同乗できれば、公共の交通手段より、安く、早く着けるかもれいない。
<参考リンク>
ヨーロッパ最大のライドシェアリングサイト
Car Pooling.com
その他
その他インターネット時代の節約方法としては、チケット予約を事前したり、そもそもネット予約割引というのもあるので探してみるのも手。しかし大抵の場合クレジットカードが必要になる。
まとめ
ヒッチハイクや徒歩という0円の移動手段や、バス、鉄道といった元来ある移動手段はネット時代に入っても変化のない旅行者定番の移動方法である。
移動に関してインターネットがもたらしたの変化はチケットなどを事前に、自力で確保できるところかもしれない。
これにより旅行会社や駅に出向くことなくチケットが買えるようになった。
これはお金の節約だけでなく、同時に時間の節約にもなる。
ヨーロッパではライドシェアリングという同乗者を探せるウェブサービスも登場しているので、今後の発展しだいでは旅行者も簡単に利用できるようになるかもしれない。
<関連リンク>
【旅行術】ネット時代の究極の節約(貧乏)旅行とは(海外編)。その1、宿泊方法。
【旅行術】ネット時代の究極の節約(貧乏)旅行とは(海外編)。その2、食事。
【イタリア旅行、お得23】イタリアを旅行するならフリックスバスがお得
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