前記事の(宿泊編)では旅行で必要な宿泊・食・移動の宿泊について考えた。
今回はネット時代の究極の貧乏旅行を考える、その2、食事編。
宿泊に関していえば、コスト0円の方法がいくつかあったが、食事は難しい。加えて食に関してはあまりネットの影響を受けていない。
バックパッカーや長期旅行者は体力維持が重要なので、そこそこ栄養のあるものを食べなければ、その後の旅行にも影響してくるだろう。
今回はその辺りを留意して考えてみた。
2.食事
睡眠に関しては自分が寝るので自己解決できるが、食に関しては少々難しい。自分で採取するという方法もあるが、現実的ではない。
自主採取
野宿と相性のよい究極の食、コスト0円の方法である。しかし現代社会を旅行するものにとってはかなり実行は難しい。
南国であるならばバナナなどのフルーツの採取や、海辺であれば魚介類搾取があるだろう。
しかし移動を伴うとなると常にフルーツが確保できるとも限らないし、魚が釣れないかもしれない。
山岳部を旅行するならば山菜や木の実も期待できるが、それなりに食べられる山菜の知識が必要。
また蛇やカエルなどの野生動物、昆虫も食せるがこうなると貧乏旅行というよりはサバイバル要素が強くなってくる。
人間社会がない無人地帯や無人島でないかぎりは必要に迫られないだろう。
旅行者は移動しているので農作物は育てなれないのが残念。
食をすべて採取でまかなえるようになったら社会と接しない旅行も可能だろう、もはやこれは冒険かもしれない。
1990年代にIn to the wildというまさにアメリカの若者がアラスカの野生の中で生活をするという本があった。
露店、屋台、ローカルレストラン
上記の自主採取は相当にハードルが高いので、この露店、屋台が旅行者には現実的。
屋台などはレストランに比べて価格が低く設定されていて、かつバリエーションも多いので旅行者にはお勧めである。
また観光地のレストランは高いのでローカル、地元の人が足を運ぶようなレストランや食堂が節約になる。
そういったレストランは地元の人に聞いたり、旅行者に尋ねたりして探してみよう。
自炊
屋台や露店がなく、物価の高い地域では自炊はかなり有効な節約手段になる。
材料から自分で調理するので自分好みの味付けもできる。
日本人ならば日本の味に近くしたり、日本の料理も可能。
ただし調理できるキッチンや道具、また料理する知識も必要。
安宿ならばキッチンつき、キャンプ場ならば自前のコンロを準備しなければならない。
道具があり場所があるのであれば安い食材を買い込み、調理し大きな節約になる。
シェアご飯
日本人が多く宿泊する 「日本人宿」と呼ばれる宿で見られる食事方法。
宿泊者が皆で共同作業または一人の代表者が作ったものをシェア(分けて)食べる。かかった食材費を人数分で割って徴収する。
食材から作るので価格は低くなり、さらに大量分割というので一人で自炊するよりも安価になる場合が多い。
また当人に料理の知識がなくとも、一人の料理上手な宿泊者がいるとクオリティの高い食事になる。
世界各地に日本人宿があるわけではないので通常の食の手段としては難しい。
スーパーマーケット、市場
食事の購入にスーパーマーケットを利用するの一つの手段。
自炊ではなく食べられそうな食材を調理なしで食べる方法。パン、ハム、チーズなどを挟んでサンドイッチにして食べるなど。また市場で買ったフルーツや野菜をかじるという方法。
簡単に食事ができるので朝食や街歩きの最中に腹が減ったときに有効。レストランに入るよりもずっと安く済む。
まとめ
以上が食事を安く収めるための主な方法である。
この他にも廃棄品回収や配給などもあるが、旅行で訪れた地でそれらを見つけるのには手間がかかるので割愛。
宿の場合と同じで、一つの手段に執着せずに複数の方法をうまく組み合わせていくと大幅な節約に繋がるだろう。
次回はその3、移動手段に続く。
<関連リンク>
【旅行術】ネット時代の究極の節約(貧乏)旅行とは(海外編)。その1、宿泊方法。
【旅行術】ネット時代の究極の節約(貧乏)旅行とは(海外編)。その3、移動。
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