日本ではインターネットの常時接続が当たり前になった昨今ヨーロッパではどうだろうか?
日本では通常インターネット接続は通信会社と契約の基に行われる。すなわちその通信会社の範囲網以外の地域に行けば当然インターネットは使えない。
当たり前の話だが、家に光通信を引いていてもそれは渡航先では利用できない。ケーブルは動かせないないので。
そんなわけで今回は旅行者のヨーロッパ、特に西欧のインターネット接続方法について。
ヨーロッパ旅行をする人のインターネットの接続は”Wifi”(ウィフィ、ワイファイ)と呼ばれる接続方法が一般的。
つまりインターネットに接続したいと思うなら”wifi”電波を受信できるインターネット機器が必要になる。10年前ならいざ知らず近年のノートコンピューターやスマートフォンにはもれなくWifi機能がついているので問題ない。スマートフォンをはじめiPhoneはもちろん、iPad、iPodにも搭載されている。
自分の機器にwifi受信機能があるかどうかは、説明書を読めば明記されているはず。
仮についていないノートパソコンであればUSBジャックに差し込むWifi受信機もあるのでそれを購入するとよい。(wifiがついていないコンピューターは旧式になるので、それを持ち運ぶのは大変だと思う)アマゾンで600円ほど。
Wifiの機器を用意したら次はどうやってインターネットに繋げるかである。Wifiの電波は携帯の電波と違い広域をカバーしていない。Wifiは家一件分のぐらいの範囲の電波。
範囲が狭いので使える場所が限られている。
具体的にはホテル、カフェ、公共エリアなどである。これらの場所ではすべてがwifiを完備しているわけではないので事前にチェックが必要になる。
・ホテル
宿泊するホテルならば予約段階で「Wifiがありますか?」と訊ねるか、設備に「wifi」があるかを確認する。
・カフェ
カフェに入り口に「Wifi」のサイン、また自分のwifi機器が電波を受信しているか見ることでも調べられる。店の名の電波があるようであればよい。店員に直接尋ねるのが一番確実である。
・公共エリア
都市によっては公共エリアでWifiを供給している。これは「Wifiエリア」と書かれたサインやカフェの場合と同様、自分のwifi機器が電波を捉えているかで確認。ノートパソコンを開いている人が目印になる場合もある。
実際にネットに繋げる確立が高いのは
・マクドナルド
アメリカのフランチャイズであるマクドナルドは殆どの店でWifiを完備している。またヨーロッパの各地に店舗展開しているので見つけやすい。旅行をしていると「マクドナルドでインターネット」が定番になってくることも。
*ただし国によっては登録制(ログイン)になっており、この際に携帯電話の番号が必要になることもある(例:スイス、イタリア)
・野良電波
上記の場所以外にも通称「野良電波」と呼ばれる、管理が行き届いていない電波も時々見かける。当然、サインは無いので見つける方法は、wifi受信機器を持ってウロウロとすること。多くのWifi電波はセキュリティーコードで保護されているが、ないものもある。その電波を用いてインターネットを利用する。(人様の電波を勝手に拝借するなんて!という道徳観の方は控えましょう、電波のモラル感についてはここでは触れませんので)
Wifiを受信できる機器を持っていない人は
・インターネットカフェを利用
大きな街には必ずインターネットができる機器を備えたカフェがあるのでそれを探す。ツーリストインフォメーションで訊ねれば教えてくれるはず。Wifiの普及により数は少なくなりつつある。
インターネットのヘビーユーザー、常時接続を望む人は
・SIMフリー機器で現地でデーター通信契約
仕事などの理由で常にメールをチェックしたい人やインターネット常用者はこの方法が一番。SIMフリーの機器を一台もち、各地で現地のSIMを購入してネットに接続する。この場合携帯電波の届く領域でインターネット接続が可能なので便利。
日本の様に基本料金制ではなく、プリペイド方式なので意外に安い。ただし、その国の滞在期間が短い場合はお勧めできない。目安として3日以上滞在するのならばお徳かもしれない。
<参考リンク>
【旅行術】海外旅行するならSIMフリースマートフォンがお勧め。
ヨーロッパでのインターネットの主流はWifi接続である。接続するためにはWifi受信機器(スマートフォンやiPhone、タブレット、ノート型コンピューター)の携帯は必須。自分の用途にあったものを持っていこう。
その他の方法はネットカフェ利用、これはインターネットがあまり必要ない人、逆に常に必要とするひとはSIMフリー機器で常時接続を。
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