【野宿関連】完全野宿マニュアル。その1 野宿へのいざない。

 野宿に関しては参考書がない。

 なぜなら家があり、日常的な生活をしている人は野宿をする必要がないから。

 キチンとしたアウトドアを楽しむ人、登山を楽しむ人達はしかるべき山やキャンプ場で野宿する。街の中で寝るといった野宿の経験はしない。

 街の中で野宿というとホームレスを思い浮かべるが、彼らはどちらかというと定住型であり、移動するのはあまり得意でない。

 つまり幅広く野宿を指南する人が皆無なわけである。それが野宿界に教授なし!と言われるゆえんである。(というかそれ以前に野宿の需要がそれほどないという話もあるが)

 そこで無駄に10数年、一度も帰宅せず移動しながら世界を彷徨っている著者が野宿についてまとめようと思ったのがこの「完全野宿マニュアル」である。

【写真】野宿をマスターするとどうなるのか?
【写真】野宿術をマスターするとどうなるのか?

 今回のテーマは「野宿へのいざない」

野宿をすると一体何がどうなるの、得なの?

 という話。

 結論から言うと野宿作法を完全にマスターすると

「宿が見つからなかった場合の恐怖から解放される」
という旅行者の誰もが持つ、恐怖を取り除くことができる。旅行者にとってこれは革命的なことであるといってもよい。

そこから更に進むと
「家が無くてもどうにかなるんじゃないの?」
という人生を生きていく上で必要とされる衣食住の住を外すところまでいける。

 人生の必要なものの一つを必要としない、また失う恐れの一つを取り除くということは見方によっては素晴らしいことでもある。

 人は常日頃様々な恐怖に脅かされている、そのひとつが死である。そして病気へ、お金、将来への不安と上げるときりがない。

 そういった意味で一つでも不安や恐怖が取り除かれるということは、人生の怯えがらの解放となる。

 などと壮大な話になってしまったが、要は「今日の宿が見つからない」→どうしようオロオロがなくなり、「まぁ野宿でもよいか」と落ち着いて構えられる。

【写真】野宿の方法を知ればどこでも寝られる。
 また野宿は究極の節約宿泊法でもある。通常旅行を考えると宿代がその大部分を占めるが、野宿をすればこれを節約できる。何せ野に寝るので宿代はもちろんゼロ。延泊しようが、連泊しようが何にしてもゼロである。

まとめ

 野宿法を学ぶと「宿がみつからなかったらどうしよう」という恐怖から解放されるだけでなく、「宿代無料」までついてくる。

 学ばないことのデメリットは全く浮かばない。

 というわけで野宿の作法を学ぼう。

<関連リンク>
【野宿関連】完全野宿マニュアル。その2 野宿の定義
【野宿関連】完全野宿マニュアル。その3 野宿の達人は誰か?
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その1 全く準備のない場合。

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